像 (数学)
ウィキペディア フリーな encyclopedia
圏論における像については「像 (圏論)」をご覧ください。 |
数学において、何らかの写像の像(ぞう、英: image)は、写像の始域(域、定義域)の部分集合上での写像の出力となるもの全てからなる、写像の終域(余域)の部分集合である。すなわち、始域の部分集合 X の各元において写像の値を評価することによって得られる集合を f による(または f に関する、f のもとでの、f を通じた)X の像という。また、写像の終域の何らかの部分集合 S の逆像(ぎゃくぞう、英: inverse image)あるいは原像(げんぞう、英: preimage)は、S の元に写ってくるような始域の元全体からなる集合である。
像および逆像は、写像のみならず一般の二項関係に対しても定義することができる。