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2002年に営業運転を開始した京浜急行電鉄の鉄道車両 ウィキペディアから
京急1000形電車(けいきゅう1000がたでんしゃ)は、2002年(平成14年)4月15日に営業運転を開始した[14]、京浜急行電鉄(京急)の通勤形電車。1959年(昭和34年)登場の初代1000形と同時に営業運転に使用された期間があり、区別のため、本形式は新1000形と呼称されており、初代1000形の引退後も「新1000形」と呼称されることが多い[注釈 3]。なお、京急電鉄社内では初代1000形の引退後である2011年4月ごろに「新1000形の呼称ではなく、1000形の呼称を使う旨」の通達が出されているほか[15]、初代1000形が引退してから時間が経過し、2021年頃から表記も順次「新」の付かない1000形に改められつつある[16]。
京急1000形電車(2代) | |
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京急1000形電車 (ステンレス車1355・アルミ車1445) | |
基本情報 | |
運用者 | 京浜急行電鉄 |
製造所 |
(東急車輛製造→) 総合車両製作所横浜事業所 [1] (川崎重工業→) 川崎車両 |
製造年 | 2002年 - 継続中 |
製造数 | 486両[注釈 1] |
運用開始 | 2002年4月15日 |
主要諸元 | |
編成 | 4・6・8両編成 |
軌間 | 1,435 mm(標準軌) |
電気方式 | 直流1,500 V(架空電車線方式) |
最高運転速度 | 120 km/h[2] |
設計最高速度 | 130 km/h[3][4] |
起動加速度 | 3.5 km/h/s[4][5][6][注釈 2] |
減速度(常用) | 4.0 km/h/s[3][4] |
減速度(非常) | 4.5 km/h/s[3][4] |
車両定員 |
1 - 5次車[3]:座席の「+」は補助座席使用時 先頭車122(座席41+4)人 中間車130(座席48+8)人 6 - 9次車[4] 先頭車119(座席39)人 中間車130(座席52)人 10 - 15次車[7] 先頭車118(座席39)人 中間車129(座席52)人 16次車以降[7] 先頭車116(座席38+2)人 中間車126(座席50+4)人 20次車[8] 先頭車101人 中間車107・111人 |
自重 | 本文参照 |
全長 | 18,000 mm[3][4] |
車体幅 |
2,830 mm(1 - 5次車)[3][9] 6次車以降2,791.8[4] |
全高 |
4,026.5 mm[3][4] 4,050 mm(パンタグラフ付き車両)[3][4] |
車体 |
1 - 5次車 アルミニウム合金 6次車以降 ステンレス |
台車 |
円筒案内支持方式空気ばね台車 TH-2100A形・TH-2100B形[3][4] |
主電動機 |
かご形三相誘導電動機[10] 1- 19次車 自己通風式 20次車以降 全閉外扇方式 永久磁石同期電動機(一部編成) |
主電動機出力 |
1 - 5・20次車:190 kW[3](連続定格)[11] ただし、3 - 5次車(シーメンスIGBT車)は出力を抑えている[12]。 6 - 19次車:155 kW(1時間定格)[4](一部除く) |
駆動方式 | TD継手式平行カルダン[3][4] |
歯車比 | 83:14 (5.93)[4][9] |
制御方式 |
GTO[2]またはIGBT[13]またはMOSFET素子による VVVFインバータ制御[2] |
制動装置 | 応荷重装置付回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ[3][4] |
保安装置 | 1号型ATS[3]、C-ATS[4] |
本項では、特記のない限り、各種文献に倣い、京急本線上で南側を「浦賀寄り」または「浦賀方」、北側を「品川寄り」または「品川方」、東側を「海側」、西側を「山側」と表記する。編成番号は浦賀方先頭車の車両番号で表記する。また、「新1000形」は本形式、「1000形」は1959年(昭和34年)登場の1000形(初代)、「700形」は1967年(昭和42年)登場の700形(2代)、「600形」は1994年(平成6年)登場の600形(3代)を指すものとする。文中の編成表では左側を浦賀方とする。また、本形式についてはアルミ合金製車体の編成群(1 - 5次車)を「アルミ車両」、ステンレス製車体の編成群(6次車以降)を「ステンレス車両」と表記する。
初代1000形と700形の置き換え用として2100形の車体や主要機器をベースとして設計され[17]、快適性の向上、環境への配慮、省エネルギー化、保守の低減などを目指した[17]。
座席は1 - 5、16次車以降では客用扉間にはロングシートを、車端部にはクロスシート[注釈 4]を採用した[18]が、6 - 15次車では車端部も全てロングシートとなった[19]。製造時期によって各種設計変更が行われており、2007年導入分からは車体の材質や制御機器が変更される[19]等、その内容は非常に多岐にわたることが特筆される。
車両番号は、1 - 19次車では浦賀寄りから連番とされた。8両編成は百の位を0として1001から[3]、6両編成は当初百の位を3として1301から[20]、2016年(平成28年)度製造の16次車以降は百の位を6として1601から[21]、4両編成は百の位を当初4として1401から[22]、2015年(平成27年)度製造の15次車以降は百の位を8として1801から[23]付番されている。
20次車以降では表記にハイフンが用いられるようになり、編成番号の後にハイフン以下一桁で浦賀方から編成内の順位を表すように付番されるようになった。4両編成では2021年(令和3年)度製造の20次車以降に1891-1から[24]、6両編成では2023年(令和5年)度製造の22次車以降に1501-1から付番されている。各製造時の車両番号は製造時のバリエーションを参照のこと。
2016年3月31日現在、8両編成22本(176両)、6両編成12本(72両)、4両編成25本(100両)の計59本・348両が在籍し、京急で最大車両数の形式である[25]。
車体は軽量化と保守の軽減を狙ったアルミ軽合金製で、外板塗装は600形・2100形と同様赤い車体、窓周り白塗装である[18]。ロングシート主体の車両であることから、当初はそれまでの慣例に倣い、赤い車体に白帯の塗装とすることも検討されていたが、1998年に開業した羽田空港駅ホームの照明によって停車する車両の発色が悪くなってしまい、駅の雰囲気が重苦しくなることから、「全く新たな色の明るい塗装」とすることも含めて再検討されたが、最終的にはそれまで特別な車両に塗られてきたこの塗装が施された[26]。雨樋やパンタグラフからの高圧配管など、車体妻面にある配管類は車体埋め込み形となっている[27]。
先頭形状は2100形の三次元曲面を踏襲し、正面向かって左端には非常用のスイングプラグドアを設置した[17]。スカートと一体感を持った3次元曲面で構成されている[18]。先頭車の正面のワイパーカバーには2100形同様に形式名がスリットで打ち抜かれ、連結作業時に運転士から連結器先端が見えるよう配慮されている[18]。形式名と併せ、車両番号の下3桁が貫通扉に表示され、遠方からでも600形・2100形との識別ができる[18]。ワイパーはフレキシブルケーブルで連結された電動2連式で、使用時以外はワイパーカバー内に収納される[10]。正面運転席上行先表示器両脇に前照灯を、腰部に急行灯と尾灯を備える[10]。尾灯は電球式で、2100形4次車以降と同様急行灯の内側に置かれている[10]。
客室窓はすべて固定窓とされ、車体清掃の容易化のため車体外板との段差がなくなるよう設計されている[18]。扉間の窓は幅2,325 mm、中央部に75 mmの柱があり、車端部は幅1,455 mmの1枚構成である[17]。
車端部から客扉の中心までの寸法は3,345 mmで、600形の3,200 mm、2100形の3,150 mmより長く確保されており、車端部をロングシートにした際に5人掛けにできるよう設計されている[28]。
内装は暖色系を採用し、温かみのある親しみやすい空間を目指した[18]。内張りは白色系の化粧板を、乗務員室背面仕切壁や妻面にはピンク色の化粧板を採用し、床材には明るい青色のロンリウム材を使用した[29]。乗客が触れやすい部分である、客用ドアの袖や化粧板の縁押しなどはビス頭をモールで隠されている[28]。京急の車両では初めて電動車床面の点検蓋が省略された[30]。
扉間は脚台をなくし、座面に暖房装置を取り付けた片持ち式ロングシート、車端部が補助いす付きのクロスシートである[18][31]。先に3扉ロングシート化改造が行われた2000形にて、工事が急がれたことからやむを得ず残された車端部のクロスシートが好評で、かつ混雑時間帯でも問題なく使用可能なこと[28]、「少子高齢化が進む中で、座りやすい椅子が重要であることや家族連れが快適に利用できるように」という議論がなされたことで配置された[32]。
ロングシートは内部構造にバネを使用したバケットタイプを採用、1人分の掛け幅は455 mmとした[33][18]。座席端の袖仕切は大型板とされ、扉間の8人掛ロングシートを3人と5人に分割する仕切板と握り棒(立席ポスト)を設置した[18][30]。座席表地はロング・クロスシートとも赤系色としている。計画段階では、座席の表地に2100形と同様にスウェーデンのボーゲサンズ(Bogesunds)社の製品が使用される予定であったが、1998年に3扉化改造を施した2000形で採用した国産の蘇芳色の表地のデザインが好評で汎用性も高かったことから、同様の物へと変更された[34]。補助いすは乗務員室からの操作で施錠と解錠が可能で、閑散時には使用可能となり、混雑時には収納状態で固定される[18]。
バリアフリー対応のため各先頭車に安全手すり付きの車椅子スペースを設け、乗務員との通話が可能な非常通報装置を備えている[30]。
中央天井部はリサイクル性を考慮し、2100形のFRP製からアルミ化粧板に変更され、各車両にラインフローファン4台が設置されている[30]。側窓も同様に、ロールカーテンのガイドを兼ねた内キセを、FRPからアルミ製に変更している[31]。固定式のため、非常時の換気を考慮し、蓄電池を電源として停電時でも約1時間運転可能な排気扇を各車2台搭載している[35]。
車内騒音の低減を図る目的から客用窓はドアガラスも含めて複層構造による固定窓とされた[30]。室内側の窓枠はアルミ製とし、遮光用のロールカーテンを設置する[30]。
客用ドアは幅1,300 mm、高さ1,850 mmで室内側は化粧板で仕上げられ、軽量化のためペーパーハニカム構造を採用、扉本体とガラス面をフラットにすることで手などの巻き込みを防止するよう配慮されている[30]ほか、副次的に結露の防止にも役立っている[28]。車両間を仕切る貫通扉は2次車までは奇数号車の浦賀寄りに設置[30]、3次車以降は浦賀方先頭車を除く全車の浦賀寄りに設置した[13]。貫通路扉は客用ドア同様にペーパーハニカム構造と10 mm厚の単層ガラスの採用で軽量化をはかると共に開閉操作を容易にした[30]。ドアエンジンには戸閉力弱め機構を搭載し、閉扉後6秒間は戸閉力が24%となる戸閉め力弱め機能が追加された[30]。
乗務員室基本構成は2100形を踏襲、視認性を考慮し運転台計器台周辺はダークグレーの落ち着いた色調とした[3]。
主幹制御器(マスコンハンドル)は1号線直通規格に基づいた力行1 - 5段、常用ブレーキ1 - 5段、非常のT字形ワンハンドル式を採用、マスコンの右側には非常ブレーキ動作、パンタグラフ降下、非常発報がボタンひとつの操作で行える緊急スイッチを設置した[30]。また、乗務員室内には折りたたみ式非常ハシゴを設置している[4]。
乗務員室仕切りは仕切窓が3枚並び、そのうち中央は仕切扉である。
600形4次車でMT比1:1を採用したが、雨天時などの粘着低下により加速度低下、前後衝動が発生したため、2100形ではスリップ・スライド制御を盛り込んだドイツ・シーメンス社製制御装置を採用した[10]。本形式の制御装置は2100形での試験データを反映させて改良されたものである[10]。
VVVFインバータ制御装置は、1・2次車では2100形と同じくGTOサイリスタ素子(素子耐圧4,500 V - 3,000 A)によるものを採用した[10]。2100形と同様にシーメンス独特の音階による磁励音を主電動機およびインバータ装置から発する[注釈 5]。 この制御装置はVVVFインバータ制御装置本体、断流器、フィルタリアクトル等を「トラクションコンテナ」と呼ばれる一体の箱に収納している[10]。3 - 5次車では同じシーメンス社製であるが、使用素子はIGBTに変更され[13]、純電気ブレーキが搭載された。[要出典]
主電動機の仕様も2100形と同一で、シーメンス社製1TB2010-0GC02系、出力190 kW[36]、1 - 5次車では互換性があるが、3次車以降は速度センサを制御に使用していないため、センサが実装されていない[12]。シーメンス製電動機の出力は1時間定格出力ではなく、連続定格出力である[11]。 なお、シーメンス社は日本市場から既に撤退しており[37]、1・2次車に対する更新工事も進められた結果、最後に残った1033編成も2021年7月20日を以て運用を終了し、起動時に音階の流れる編成は消滅した[38]。
補助電源装置は三菱電機製のIGBT素子 (IPM) を使用した静止形インバータ (SIV) を採用し、8両編成では150 kVAのNC-EAT150Aを、4両編成では75 kVAのNC-EAT75Aをそれぞれ編成に2台搭載しており、出力電圧は三相交流440 Vとしている[9][10][39]。
空気圧縮機 (CP) はドイツ・クノールブレムゼ社製のスクリュー式の装置で、除湿装置、起動装置などを一体形としたものである[10]。8両編成ではSL-22形(吐出量1,600 L/min)、4両編成ではSL-6形(吐出量800 L/min)を編成に各2台搭載する[9][10][39]。
集電装置は東洋電機製造製のPT7117-A形シングルアーム式パンタグラフを搭載している[3]。駆動装置は2100形と同一のTD平行カルダン駆動方式だが、たわみ板材質を特殊鋼から炭素繊維強化プラスチック (CFRP) へ変更し、継ぎ手カバーを不要として保守の容易化を図った[10]。
台車は乗り心地・走行性・保守性の点から乾式ゴム入り円筒案内式のボルスタ付き台車を採用し、車体支持装置は車体直結空気ばね方式である[10]。この台車は2100形とほぼ同形だが、軽量化のため付随車用に主電動機架軽量化を省略した専用台車を用意した[10]。2次車までは軸ダンパを準備工事としているが、3次車からは省略され、台車形式を変更している[12][40]。
冷房装置には、冷媒にオゾン破壊係数が0の新代替フロンであるHFC-R407Cを使用した[28]、三菱電機製の屋根上集中式CU-71H形・能力41.86 kW (36,000 kcal/h) を搭載する[35]。暖房装置は出庫時に外気気温が摂氏10度以下、かつ室内外の気温差が10度以上の際に室温が15度以上になるまで補助ヒーターとして作動する6kWの急速暖房器を備える[35][28]。2100形に搭載されたCU-71G形では境界層と呼ばれる空気の流れにより、車速が速くなった際に熱交換器である凝縮器の冷却風が排出出来ずに過熱し、冷房能力が極端に下がる現象が問題となっていたことから、排風が流れる隙間を生み出す整流板を取り付けた[41]。
1次車 - 3次車は正面・側面の行先・運行番号・種別表示は幕式[42]だったが、2005年(平成17年)度製の4次車からは種別表示器がフルカラーLED式、行先表示器が白色LED[43]となった。
1・2次車の先頭台車の先頭軸には、非常ブレーキ・回生ブレーキ失効時にセラミックス(アルミナ・酸化アルミニウム)の粒子を噴射して制動能力低下を防止するセラジェットを搭載していた[44]が、かつて使用していた鋳鉄制輪子で沿線の自動車を傷つけた事例があったこともあり、撒く場所によって人や自動車に影響を与えることが懸念されたうえ[45]、使用頻度が少ないために3次車以降では廃止されている[13]。動作条件は京急線内でワイパースイッチを投入し、一定速度以上での回生失効や非常ブレーキを操作した場合に、1回につき6秒間セラミックを噴射するものである[44]。
プラットホームでの安全対策として、各車両の連結面には転落防止幌が設置されているほか、4両編成の先頭車排障器(スカート)内側には、他の車両と連結して運転される際に連結間から転落する事故を防止するため連結部注意放送装置のスピーカーが設置されている[44][46]。車両の前後切換スイッチが「中」(中間車扱い)位置にあり、ドアが開いている間警報音に続いて「車両連結部です。乗車口ではありません。ご注意ください」という注意放送が流れる[44][28]。
製造メーカーの「東急」は東急車輛製造製、「川重」は川崎重工業製。以下同じ。
2002年(平成14年)2月 - 6月に8両編成3本、4両編成2本の32両が竣工した[47]。同年3月23日・24日に試乗会が行われ[48]、直通運転先の各社に乗務員訓練などのため貸し出された後、4月15日から自社線内で営業運転を開始[14]、6月25日から都営浅草線、8月30日から京成線高砂まで、9月4日から北総線への乗り入れ運用に充当された[49]。
8両編成1本と4両編成1本を3M3Tの6両編成2本に組み替えられる機器構成とされ[29]、4両編成の付随車には集電装置や補助電源装置が分散配置され、浦賀方には編成替時の増設用にパンタグラフの準備工事がなされている[50][51]。
1次車のみ、2100形で好評であったブライドスモークガラスは鉛の使用に関する問題で制作できなくなった影響で代替品となるグリーンのガラスを採用した[32]。
← 浦賀 品川 →
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 製造 メーカー[52] |
竣工時期[52] |
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形式・車種 | デハ1000形 (Muc) |
< > サハ1000形 (Tpu) |
サハ1000形 (Tu) |
デハ1000形 (Mu) |
デハ1000形 (Ms) |
サハ1000形 (Ts) |
< > サハ1000形 (Tps) |
デハ1000形 (Msc) | ||
搭載機器[3] | VVVF・CP | SIV・BT | VVVF | VVVF | SIV・BT | VVVF・CP | ||||
自重(t)[3] | 33.0 t | 27.0 t | 23.0 t | 31.0 t | 31.0 t | 23.0 t | 27.0 t | 33.0 t | ||
車両番号 | 1001 | 1002 | 1003 | 1004 | 1005 | 1006 | 1007 | 1008 | 東急 | 2002年2月23日[53] |
1009 | 1010 | 1011 | 1012 | 1013 | 1014 | 1015 | 1016 | 東急 | 2002年6月28日[54] | |
1017 | 1018 | 1019 | 1020 | 1021 | 1022 | 1023 | 1024 | 川重 | 2002年5月31日[54] |
2003年(平成15年)5月 - 7月に8両編成2本、4両編成2本の24両が竣工した[58]。車体見付・機器配置の仕様変更を行い、乗客へのサービス向上とコストダウンを図った[39]。
2005年(平成17年)1月 - 3月に8両編成2本、4両編成2本の24両が竣工した[61]。この3次車では大規模な仕様変更が行われた[13]。また、2004年(平成16年)12月に国土交通省の地下鉄道の火災対策の基準が見直され、この新火災対策への対応も行われている[13]。
← 浦賀 品川 →
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 製造 メーカー[52] |
竣工時期[52] |
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形式・車種 | デハ1000形 (Muc) |
サハ1000形 (Tpu) |
デハ1000形 (M2u) |
デハ1000形 (M1u) |
デハ1000形 (M1s) |
デハ1000形 (M2s) |
サハ1000形 (Tps) |
デハ1000形 (Msc) | ||
搭載機器[13] | VVVF-A・CP | SIV・BT | VVVF-B | VVVF-A | VVVF-A | VVVF-B | SIV・BT | VVVF-A・CP | ||
自重(t)[40] | 32.0 t | 27.0 t | 30.0 t | 30.0 t | 30.0 t | 30.0 t | 27.0 t | 32.0 t | ||
車両番号 | 1041 | 1042 | 1043 | 1044 | 1045 | 1046 | 1047 | 1048 | 東急 | 2005年1月19日[61] |
1049 | 1050 | 1051 | 1052 | 1053 | 1054 | 1055 | 1056 | 川重 | 2005年3月1日[61] |
2005年7月 - 8月に8両編成1本、4両編成4本の24両が竣工した[65]。
2006年10月 - 11月に8両編成1本、4両編成2本の16両が竣工した。4次車からの変更点はない[66]。
6次車以降の車両では京急初の軽量ステンレス製車体[68]とし、外板がベルトグラインダー仕上げの無塗装とされた[69][注釈 6]。側面には京急のイメージカラーを踏襲した赤と白のカラーフィルムが貼り付けされた[19]。前頭部は普通鋼製とされ、従来車同様赤く塗装された[19]。前面はアルミ車のワイパーカバーを廃止し、形式番号は直接表記とされた[19]。フロントガラスは貫通扉も含めて左右2分割から運転席前・貫通扉・左右前照灯・種別行先表示器の5分割構成となった[4]。
側面はブロック共通化により表示器、表示灯は点対称に配置されている[69]。
同時期製造の他社のステンレス車に対して車体幅、車体長、独自配置・寸法の下降窓、客室側窓には従来通りロールカーテンが設置されているなどの京急独自の特徴がある[19]。高品質・高性能化とともにコストダウンが図られた[68]。
雨樋・集電装置からの高圧配管が車体埋め込みから妻面に露出する形態となった[27]ほか、台枠から屋根に向かって車体が0.79度絞り込む台形断面状の車体となった[70][68]。
屋根は歩み板が車体全長に渡って設けられ、滑り止めが施された[69]。
内装はアルミ車同様に暖色系を採用し、温かみある親しみやすい空間を目指した[19]。内張りはアルミ車同様の白色系化粧板を使用し、アルミ車ではアクセントとして側面より濃い色調とされていた妻面が側面の色調に統一された[71]。床材についてもロンリウム材ではあるが、色調をグレー系へと変更した[19]。中央天井部は空調ダクト・ラインフロー(冷風吹出口)一体成形の燃焼基準に適合したFRP製ユニット天井とされ、ラインデリア整風板の形状も変更された[19][71]。
車端部の4人掛けクロスシートは5人掛けロングシートに変更され、京急では1993年(平成5年)製造の1500形の最終製造車以来14年ぶりのオールロングシート車となった[19][72]が、5次車までと同様の座席の表地や1人分455 mm幅の片持ち式バケットタイプシート構造を採用している[19]。座席端の袖仕切りと立席ポスト(握り棒)の仕切り板の色はピンク色からベージュ色に変更された[72]。
客用ドアは車両メーカー標準品を採用、室内側を無塗装とし[72]、客用ドアガラスは側窓と併せ濃色グリーンの単板の熱線吸収ガラスに変更された[72][71]。各車両間の妻引戸は浦賀寄り先頭車を除き全車浦賀寄りに設置、戸閉め方式は傾斜式に変更され、ドアチェッカは廃止された[72]。
客用ドア間の側窓はアルミ車と合わせられ、戸袋幅が圧縮されてその分窓の幅が広げられ、開口寸法はガラス2枚と間柱を合わせて2,475 mm、車端部では1,525 mmとなっている[73]。中央に桟のある2枚分割構成で片側を開閉可能な一段下降式とし、1両あたり4か所が床面上1,240 mmまで開閉可能である[72]。そのため、アルミ車両にあった排気扇は廃止されている[68]。側窓枠はFRP製とされ、カーテンの色は青色に変更した[19]。
踏切事故対策と運転操作性を考慮し、京急では1967年(昭和42年)の700形1次車以来40年ぶりとなる高運転台構造を採用、運転士用の座席と運転台を150 mm高くし、乗務員室を前後に200 mm拡大した[4]。乗務員室背後の座席は廃止され[72]、この場所側面にあった小窓も廃止された[74]。乗務員室に非常用脱出はしごが設置された[75]。運転席背後に非常用救出口が設けられたため、仕切部の窓が小型化された[72]。運転席側のワイパーは1本となり、ワイパーカバーを廃止、貫通扉に手動式ワイパーが設置された[4]。踏切事故対策として、前頭部はアルミ車両よりも1.5倍以上の強度向上がなされている[76]。
搭載機器は仕様が見直され、主制御器・主電動機が日本製となり、編成での機器配置も変更された[4]。予備部品の共通化も考慮し、制御装置・主電動機は1500形VVVF化改造車で実績のあるものが採用された[4]。
VVVFインバータ装置は日本製の2レベルIPM(保護機能付IGBT)・PGセンサレスベクトル制御(3300V/1200A)となり、電動機制御は1C4M2群方式に変更された[77]。8連は三菱電機製、4連・6連は東洋電機製造製のインバータ装置を搭載する[77][78]。主電動機は一時間定格155 kWの誘導電動機で、三菱電機製MB-5121-A形[4][77]または東洋電機製造製TDK-6162A形[79][80][81]を搭載する。両者とも原設計は4M2Tの6両編成を想定しており、電動車比率の高い4・8両編成では出力を抑えて使用している[82][83]。
補助電源装置はメーカーが変更され、東芝製の静止形インバータ装置 (INV153-F0) を採用、8両編成・4両編成とも出力は170 kVAとなった[77][78]。電動空気圧縮機 (CP) は三菱電機製のスクロール式CP(MBU1600-Y形)に変更され[77][78]、省スペースと軽量化のため関連機器ごとステンレス製の一体箱に収納された[77]。
集電装置、駆動装置、歯車比、空調装置、ブレーキ制御装置はアルミ車両と同一、台車は3次車以降と同一の円筒案内式TH-2100BM(電動台車)/TH-2100BT(付随台車)である[4][77]が、台枠構造の関係でボルスタアンカーの上部が内側に屈折している[84]。
冷房装置は、アルミ車両と比較して屋根が高く、埋没深さが増えた結果、キセが薄くなっている[84]。
6次車は1073編成の8連1本が製造された。2007年(平成19年)3月に落成し、同年3月31日から営業運転に就いた[77]。
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 製造 メーカー[52] |
竣工時期[52] |
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形式・車種 | デハ1000形 (M2uc) |
< > デハ1000形 (M1u) |
サハ1000形 (Tu) |
> デハ1000形 (M1u') |
デハ1000形 (M2s) |
サハ1000形 (Ts) |
< > デハ1000形 (M1s) |
デハ1000形 (M2sc) | ||
搭載機器[4] | SIV・BT | VVVF | CP | VVVF | CP | VVVF | SIV・BT | |||
自重(t)[4] | 33.5 t | 32.5 t | 24.5 t | 32.0 t | 28.5 t | 24.5 t | 32.5 t | 33.5 t | ||
車両番号 | 1073 | 1074 | 1075 | 1076 | 1077 | 1078 | 1079 | 1080 | 東急 | 2007年3月13日[67] |
2008年1月 - 2月に8両編成2本、16両が竣工した[85]。6次車とほぼ同等の仕様である[86]が、以下の点が変更されている。
2008年9月 - 12月にかけて8両編成3本、4両編成2本の32両が竣工した[90]。ステンレス車体の4両編成、川崎重工業製が含まれる[90]。4両編成は全車電動車で、中間に付随車2両を挟むことで6両編成が組成出来るよう設計され、品川寄り中間電動車には付随車への給電用パンタグラフの準備工事が行われている[6]。6・7次車とほぼ同様だが、以下の部分が変更された。
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 製造 メーカー[52] |
竣工時期[52] |
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形式・車種 | デハ1000形 (M2uc) |
デハ1000形 (M1u) |
サハ1000形 (Tu) |
デハ1000形 (M1u) |
デハ1000形 (M2s) |
サハ1000形 (Ts) |
デハ1000形 (M1s) |
デハ1000形 (M2sc) | ||
車両番号 | 1097 | 1098 | 1099 | 1100 | 1101 | 1102 | 1103 | 1104 | 東急 | 2008年10月27日[90] |
1105 | 1106 | 1107 | 1108 | 1109 | 1110 | 1111 | 1112 | 東急 | 2008年11月17日[90] | |
1113 | 1114 | 1115 | 1116 | 1117 | 1118 | 1119 | 1120 | 東急 | 2008年12月15日[90] |
2009年度には4両編成8本、32両が竣工した[97]。仕様は8次車と同一である[98]。
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 製造 メーカー[55] |
竣工時期[55] |
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形式・車種 | デハ1000形 (M2uc) |
デハ1000形 (M1u) |
デハ1000形 (M1s) |
デハ1000形 (M2sc) | ||
車両番号 | 1457 | 1458 | 1459 | 1460 | 川重 | 2009年4月1日[97] |
1461 | 1462 | 1463 | 1464 | 川重 | 2009年4月1日 | |
1465 | 1466 | 1467 | 1468 | 川重 | 2009年4月3日 | |
1469 | 1470 | 1471 | 1472 | 川重 | 2009年4月3日 | |
1473 | 1474 | 1475 | 1476 | 川重 | 2009年5月22日[97] | |
1477 | 1478 | 1479 | 1480 | 川重 | 2009年5月22日 | |
1481 | 1482 | 1483 | 1484 | 川重 | 2009年6月4日[97] | |
1485 | 1486 | 1487 | 1488 | 川重 | 2009年6月4日 |
2010年度には、同年7月17日に開業した京成成田スカイアクセス線の開業準備用として製造された8両編成3本と、4両編成1本の計28両[98]が竣工した。この10次車ではバリアフリー設備の充実のため、一部で仕様の見直しが実施された[94]。
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 製造 メーカー[52] |
竣工時期[52] | 廃車[52] |
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形式・車種 | デハ1000形 (M2uc) |
デハ1000形 (M1u) |
サハ1000形 (Tu) |
デハ1000形 (M1u) |
デハ1000形 (M2s) |
サハ1000形 (Ts) |
デハ1000形 (M1s) |
デハ1000形 (M2sc) | |||
車両番号 | 1121 | 1122 | 1123 | 1124 | 1125 | 1126 | 1127 | 1128 | 東急 | 2010年5月10日[104] | |
1129 | 1130 | 1131 | 1132 | 1133 | 1134 | 1135 | 1136 | 東急 | 2010年6月2日[104] | ||
1137 | 1138 | 1139 | 1140 | 1141 | 1142 | 1143 | 1144 | 東急 | 2010年6月21日 | 2020年3月15日 |
2011年度には8両編成1本、6両編成3本の26両が竣工した[105]。従来は8両編成と4両編成のみ製造されていたが、今回より800形の置き換えを目的として6両編成が登場した[106]。2011年度の6両編成は全車川崎重工で製造され、6両編成の車両番号は「1300番台」に区分されている[20]。6両編成は先頭部の電気連結器を装備していないが、運用変更への対応を考慮して8両編成または4両編成への変更が可能な編成形態となっている[106]。
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 製造 メーカー[112] |
竣工時期[112] |
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形式・車種 | デハ1000形 (M2uc1) |
< デハ1000形 (M1u1) |
サハ1000形 (Tu1) |
サハ1000形 (Ts1) |
< > デハ1000形 (M1s1) |
デハ1000形 (M2sc1) | ||
搭載機器[113][114] | SIV・CP・BT | VVVF | VVVF | SIV・CP・BT | ||||
自重(t)[113][115] | 34.5 t | 32.5 t | 24.0 t | 24.0 t | 32.5 t | 34.5 t | ||
車両番号 | 1301 | 1302 | 1303 | 1304 | 1305 | 1306 | 川重 | 2011年4月15日[20][111] |
1307 | 1308 | 1309 | 1310 | 1311 | 1312 | 川重 | 2011年4月22日 | |
1313 | 1314 | 1315 | 1316 | 1317 | 1318 | 川重 | 2012年3月9日[110][111] |
2012年(平成24年)度には8両編成1本、6両編成2本の20両が竣工した[106]。1153編成は総合車両製作所が発足後最初に鉄道事業者に引き渡された車両で、同社を出場した2012年4月6日に出場記念のテープカットが行われている[116][117]。
2013年(平成25年)度には13次車として8両編成1本、6両編成2本の20両が竣工した[118][119][120][121]。1161編成は土砂崩れに乗り上げて脱線し廃車となった1500形1701編成の代替となっている[122]。
2014年(平成26年)度には14次車として8両編成1本、6両編成3本の26両が竣工した[124][125]。
2015年(平成27年)度には15次車として6両編成2本、4両編成2本が竣工した[126]。
4両編成は、初めての総合車両製作所製となり、「初代1000形みたいな使い方が、今の1000形でも出来ればよい」と言う事[130]から、浅草線直通用の8両編成が不足した際に2編成を連結して直通運用に使用できるよう各部の仕様が変更された[131][132]。車両番号も「1800番台」に区分されている[126][132]。
2016年(平成28年)度には16次車として32両が製造された[135]。2016年9月に1800番台の4両編成1本が竣工[137]、2016年11月に仕様が変更されたマイナーチェンジ車が6両編成2本で竣工した[138]。また、8両編成2本が2017年2月に導入された[139]。本導入分以降の6両編成は「1600番台」と区分されている[140]。
1809編成での変更点は以下の通り。
6・8両編成では以下の点が変更された。
2017年度は17次車として6両編成2本、8両編成3本が導入された[145]。本導入分から、8両編成は京急創業120周年に合わせて「1200番台」に区分されている[146]。
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 製造 メーカー[112] |
竣工時期[112] |
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形式・車種 | デハ1000形 (M2uc) |
< > デハ1000形 (M1u) |
サハ1000形 (Tu) |
> デハ1000形 (M1u') |
デハ1000形 (M2s) |
サハ1000形 (Ts) |
< > デハ1000形 (M1s) |
デハ1000形 (M2sc) | ||
車両番号 | 1201 | 1202 | 1203 | 1204 | 1205 | 1206 | 1207 | 1208 | 総車 | 2017年12月14日[147] |
1209 | 1210 | 1211 | 1212 | 1213 | 1214 | 1215 | 1216 | 総車 | 2018年2月19日[153] | |
1217 | 1218 | 1219 | 1220 | 1221 | 1222 | 1223 | 1224 | 総車 | 2018年3月29日[95] |
2018年5月9日付けの京急ニュースリリースにおいて、2018年度安全対策関連のうち、本形式の車両新造を42両行うと発表され[154]、これに伴い6両7編成(1625 - 1661)が導入された。
京急線内でのホームドアの設置が本格化することとなり、4扉車の為にホームドアに対応できない800形の置き換えを進めた[155]。6両編成としては初となる総合車両製作所製の編成も登場した。
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 製造 メーカー[55] |
竣工時期[55] |
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形式・車種 | デハ1000形 (M2uc) |
デハ1000形 (M1u) |
サハ1000形 (Tu) |
サハ1000形 (Ts) |
デハ1000形 (M1s) |
デハ1000形 (M2sc) | ||
車両番号 | 1625 | 1626 | 1627 | 1628 | 1629 | 1630 | 川重 | 2018年10月10日[156] |
1631 | 1632 | 1633 | 1634 | 1635 | 1636 | 川重 | 2018年6月8日[157] | |
1637 | 1638 | 1639 | 1640 | 1641 | 1642 | 川重 | 2018年6月18日[158] | |
1643 | 1644 | 1645 | 1646 | 1647 | 1648 | 総車 | 2018年8月8日[159] | |
1649 | 1650 | 1651 | 1652 | 1653 | 1654 | 川重 | 2018年12月25日[159] | |
1655 | 1656 | 1657 | 1658 | 1659 | 1660 | 総車 | 2019年2月26日[159] | |
1661 | 1662 | 1663 | 1664 | 1665 | 1666 | 総車 | 2019年3月19日[159] |
2019年度には14両が導入された[160]。 1225編成は朝ラッシュの上り時間帯に入る2100形の運用の一部を置き換える目的で増備されたが、同年に事故廃車となった1137編成の代替となった[83]。
2020年度は20次車(1890番台)4両2編成が導入された[8][162]。従来車から大幅な設計変更が行われたため、特に1000形1890番台として区分する場合がある[163]。本導入分より、車両番号の付番がハイフンを用いた方式に変更された。全車総合車両製作所製。
2021年度も21次車として3本が導入された。20次車の続番で、仕様も基本的には同様になっている[164]。
2021年5月6日の「モーニング・ウィング3号」より運行を開始した[168][172][173]。当初は土休日にイベント用の貸切列車として運用する計画であったが[173]、現在はイベント列車に起用される一方[174]、他の1000形4両編成と共にエアポート急行などにも使用されている。
この編成には愛称を一般公募しており、2021年12月24日にフランス語で「空」を意味する「Le Ciel」(ル・シエル)と命名された[175]。三浦半島や羽田空港の空を想起させ、高級感のある響きである事や、日本語で発音すると4文字となり、覚えやすく親しみやすい事などから採用に至った。また、かつて京急本線で運行されていた週末特急「ラ・メール号」(フランス語で「海」の意、2007年まで名古屋と横浜・品川を結んでいた夜行高速バスも同名)へのオマージュも込められている[176]。なお、2022年3月以降車体側面に順次愛称ロゴが掲示されている。
「チャレンジングな姿勢と堅実性を兼ねそろえたトータルバランスに優れた車両」として、2022年5月26日に鉄道友の会が選定するブルーリボン賞(第65回)を受賞した[163]。
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 竣工時期[55] | ||
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形式・車種 | デハ1000形 (Muc2) |
サハ1000形 (Tuv2) |
< > サハ1000形 (Tpsv2) |
デハ1000形 (Msc2) | |||
搭載機器 | BT | VVVF・CP | VVVF・SIV | BT | |||
自重(t) | 34.5 t | 30.5 t | 33.0 t | 34.5 t | |||
定員 ()はロングシート時 |
98(101) | 104(107) | 108(111) | 98(101) | |||
車両番号 | 20次車 | 1891-1 | 1891-2 | 1891-3 | 1891-4 | 2021年3月3日[95] | |
1892-1 | 1892-2 | 1892-3 | 1892-4 | 2021年3月24日[95] | |||
21次車 | 1893-1 | 1893-2 | 1893-3 | 1893-4 | 2021年11月8日[95] | ||
1894-1 | 1894-2 | 1894-3 | 1894-4 | 2021年12月27日[95] | |||
1895-1 | 1895-2 | 1895-3 | 1895-4 | 2022年2月28日[95] |
2023年度には6両編成と8両編成が1本ずつが導入された[177][178]。6両編成は、2021年(令和3年)に川崎重工より分社化された現・川崎車両が製造した初めての京急電鉄向け車両となった。従来の6両編成とは組成が変更となり、2・5号車が付随車となっている[178]。2023年9月7日に営業運転を開始した[178]。
11月には8連1編成が導入され、2次車以来となる「MTユニット」の4M4T構成となった[179]。
2003年度より、デハ1401では各種試験が行われた。前面と側面の行先表示器を白色、種別表示器をフルカラーLEDとした[187]ほか、試験品の制御装置としてIGBT素子を使用したシーメンス製の物を搭載した[188]。その後2006年5月に従来のGTO素子を使用した物に戻され、2016年の主回路換装時に4両編成の1・2次車更新用として搭載されている東芝製のIGBT素子を利用したSVF093-A0に換装されている[64]。
1次車は登場時黒地幕であったが、現在はすべて白地幕に交換された。2009年(平成21年)以降方向幕を搭載していた編成のLED式表示器への交換が進み、正面表示については2014年(平成26年)末頃に完了している[189][190]。
2011年より、室内灯にLEDを採用するにあたり、1449編成の各車両を用いた様々なLEDの比較試験が行われた。
試験されたLED照明は以下の通り[191]。
2015年より、1445編成の1、2号車の冷房装置がCU71Hから 東芝のRPU-11028に換装された。冷房能力はCU71Hの41.9kWより大きい48.9kWとされたが、2022年10月26日に機器更新が行われ、その際に他の編成と同型のCU-71-G3に換装されている[169]。
2018年度より、乗り入れ各社局にてブレーキの7ノッチ化が進んだことを受けたこと、定点停止装置を導入しておらず、可動式ホーム柵のある駅においても運転士の操作によって停車させていることからブレーキの7ノッチ化改造が行われた。自社線内のみを走行する6・4両編成から改造を行い、全編成への改造が終了した2022年度より8両編成も改造を開始した[33]。
2017年度より、製造から15年程度経過したアルミ車両への車体更新工事・機器更新工事が開始され[193][194][195][196][197]、同年9月17日には最初に車体更新が施工された1次車の1001編成が公開された[195]。翌9月18日より営業運転を開始している[196]。
主な工事内容は以下の通り[198]。
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 機器更新[202] | 主回路換装[202] | 車体更新[202] | 備考 | |
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形式・車種 | デハ1000形 (Muc) |
< > サハ1000形 (Tpu) |
サハ1000形 (Tu) |
デハ1000形 (Mu) |
デハ1000形 (Ms) |
サハ1000形 (Ts) |
< > サハ1000形 (Tps) |
デハ1000形 (Msc) | |||||
搭載機器[3] | VVVF・CP | SIV・BT | VVVF | VVVF | SIV・BT | VVVF・CP | |||||||
車重(t) | |||||||||||||
車両番号 | 1次車 | 1001 | 1002 | 1003 | 1004 | 1005 | 1006 | 1007 | 1008 | 2017年9月15日 | フリースペース未設置 | ||
1009 | 1010 | 1011 | 1012 | 1013 | 1014 | 1015 | 1016 | 2019年3月4日 | |||||
1017 | 1018 | 1019 | 1020 | 1021 | 1022 | 1023 | 1024 | 2018年1月15日 | 2019年12月20日 | ||||
2次車 | 1025 | 1026 | 1027 | 1028 | 1029 | 1030 | 1031 | 1032 | 2019年7月18日 | 定期検査は併施せず、側灯は未更新 | |||
1033 | 1034 | 1035 | 1036 | 1037 | 1038 | 1039 | 1040 | 2021年12月6日 | |||||
車両番号 | 3次車 | 1041 | 1042 | 1043 | 1044 | 1045 | 1046 | 1047 | 1048 | 2022年8月22日 | |||
1049 | 1050 | 1051 | 1052 | 1053 | 1054 | 1055 | 1056 | 2022年3月29日 | 定期検査は併施せず、側灯は未更新 | ||||
4次車 | 1057 | 1058 | 1059 | 1060 | 1061 | 1062 | 1063 | 1064 | 2023年3月3日 | YELLOW HAPPY TRAIN編成 | |||
5次車 | 1065 | 1066 | 1067 | 1068 | 1069 | 1070 | 1071 | 1072 | 2021年8月11日 | トラッドトレイン編成 | |||
台車 | 1-2次車 | TH-2100AM | TH-2100AT | TH-2100AT | TH-2100AM | TH-2100AM | TH-2100AT | TH-2100AT | TH-2100AM | ||||
3-5次車 | TH-2100BM | TH-2100BT | TH-2100BTA | TH-2100BM | TH-2100BM | TH-2100BTA | TH-2100BT | TH-2100BM |
← 浦賀 品川 →
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 機器更新[55] | 主回路換装[55] | 車体更新[55] | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
形式・車種 | デハ1000形 (Muc1) |
> サハ1000形 (Tpu1) |
> サハ1000形 (Tps1) |
デハ1000形 (Msc1) | |||||
搭載機器[202] | VVVF・CP | SIV・BT | SIV・BT | VVVF・CP | |||||
自重(t) | |||||||||
車両番号 | 1次車 | 1401 | 1402 | 1403 | 1404 | 2017年11月9日 | 2016年3月15日 | ||
1405 | 1406 | 1407 | 1408 | 2018年2月9日 | 2010年2月10日 | ||||
形式・車種 | デハ1000形 (Muc1) |
サハ1000形 ('T) |
< > サハ1000形 (Tps1) |
デハ1000形 (Msc1) |
機器更新[55] | 主回路換装[55] | 車体更新[55] | 備考 | |
搭載機器[202] | VVVF・CP | BT | SIV・SIV | VVVF・CP | |||||
自重(t) | |||||||||
車両番号 | 2次車 | 1409 | 1410 | 1411 | 1412 | 2018年8月17日 | 2022年11月16日 | ||
1413 | 1414 | 1415 | 1416 | 2018年12月18日 | 2023年2月27日 | ||||
車両番号 | 3次車 | 1417 | 1418 | 1419 | 1420 | 2019年4月12日 | |||
1421 | 1422 | 1423 | 1424 | 2019年8月22日 | |||||
4次車 | 1425 | 1426 | 1427 | 1428 | 2020年1月23日 | ||||
1429 | 1430 | 1431 | 1432 | 2021年10月26日 | 定期検査は併施せず、側灯は未更新 | ||||
1433 | 1434 | 1435 | 1436 | 2020年10月28日 | |||||
1437 | 1438 | 1439 | 1440 | 2020年11月24日 | |||||
5次車 | 1441 | 1442 | 1443 | 1444 | 2022年7月20日 | ||||
1445 | 1446 | 1447 | 1448 | 2022年10月26日 | 定期検査は併施せず、側灯は未更新 | ||||
台車 | 1-2次車 | TH-2100AM | TH-2100AT | TH-2100AT | TH-2100AM | ||||
3-5次車 | TH-2100BM | TH-2100BTA | TH-2100BT | TH-2100BM |
都営浅草線、京成線、北総線への乗り入れ運用を中心とした快特などの優等列車が主体[46]で、成田スカイアクセス線(京成成田空港線)経由の「アクセス特急」にも使用される[94][106]。また、京成本線経由の運用もある[94][106]。
主に普通列車や優等列車の増結車や[46]4両編成を2本連結した8両編成で自社線完結の急行として運用される[94]ほか、大師線でも運用されることがある[207]。1800番台は先頭車間の幌を繋いだ時に限り、地下鉄線内への乗り入れが可能である。
1890番台は『モーニングウイング』3号に使用後、品川で都営からの直通列車に増結して京急川崎止まりになり、神奈川新町駅で切り離し後入庫する。その後は、一般車4両と組成して急行で運用される事が多い。
1500形・600形・2100形との連結が可能[208]。
黄色く塗装された姿が西武鉄道の車両に似ているとの声から、京急が西武にコラボレーションを提案、西武9000系の9103編成を赤い車体に白い帯とした「幸運の赤い電車 (RED LUCKY TRAIN)」とし、両社で共同キャンペーンを実施していた[219][220]。
当初は3年間の運行予定であったが、好評のため運行開始から3年が経過する2017年(平成29年)5月以降も運行が継続されることになった。同年には塗装がマイナーチェンジされ、従来は銀色だった乗降扉部分も黄色に変更され、車体側面全体が黄色の塗装となった。同年4月29日よりこの塗装での運行を開始した[221]。
京急電鉄の企画として2019年より実施されている「夏詣キャンペーン」に合わせて2021年より毎年1201編成に夏詣ヘッドマークが掲出されている。
1137編成は2019年(令和元年)9月5日、神奈川新町駅近くの踏切にてトラックと衝突する事故(京浜急行本線神奈川新町第1踏切衝突事故)を起こし、損傷が激しいことから、翌2020年(令和2年)3月15日付で本系列初の廃車となった[231]。この影響で、モーニングウィング号1号の増便運行開始が1ヶ月延期された[232]。
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