二見の大ムク
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二見の大ムク(ふたみのおおムク)は、奈良県五條市二見4丁目にある足立家の庭に生育する国の天然記念物に指定されたムクノキの巨樹である[1][2]。国の天然記念物に指定されたムクノキのうち、現存する2物件の1つであり[† 1]、1990年(平成2年)に読売新聞社が選定した『新・日本名木百選』にも選ばれている[3]。環境省が2000年(平成12年)に実施した巨樹・巨木林フォローアップ調査によれば、ムクノキとしては日本第4位の幹囲を持つ巨樹である[4]。
ムクノキ(椋木、学名:Aphananthe aspera)はアサ科[† 2]ムクノキ属の落葉高木で、日本・朝鮮半島・台湾、および山東半島以南の中国の温帯から亜熱帯に分布しており、日本国内では関東地方以西に分布している[5]。二見の大ムクはムクノキの代表的な大木であるとして[6]、1957年(昭和32年)5月8日に国の天然記念物に指定された[1][2][7][8]。