乾漆造
漆工の技法の一つ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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乾漆造(かんしつぞう)とは、漆工の技法の一つであり、また東洋における彫像制作の技法の一つである。
麻布や和紙を漆で張り重ねたり[1]、漆と木粉を練り合わせたものを盛り上げて形作る方法である。
源流は中国にあり、中国では「夾紵」(きょうちょ)あるいは「ソク(土偏に「塞」)」と呼ばれた技法である。器物や棺、彫像などの製作にも用いられた。日本では7世紀末から8世紀にかけて仏像の制作に多用されたが、平安時代以降は衰退した。