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三国国境 ウィキペディアから
中露朝三国国境(ちゅうろちょうさんごくこっきょう)は、中華人民共和国(中国)・ロシア(露西亜)・朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の三国の国境である。この三国国境地点は豆満江の中にあり、朝鮮・ロシア友情橋から約500メートル、ロシアのハサン地区から約2,000メートル上流の地点である。
ロシアと朝鮮の陸上の国境は、豆満江とその河口の谷線であり、海上の国境は日本海の両国の領海を分離している[1]。
三国間の国境条約は1985年4月17日(当時のロシアはソ連)に署名された[2]。この条約では、ソ連・朝鮮・中国の三国国境の位置を指定している[3]。右岸の朝鮮と左岸の中国・ロシアとの国境は豆満江の両岸の中央線であり、中国とロシアの国境は北から三国国境地点に近づいている。三国国境地点は川の中にあり、その地点に標識を立てるのは現実的ではない。そのため、条約では、河岸に3つの花崗岩製の標識を設置し、その位置に基づいて三国国境の位置を指定している[3]。三国国境の位置は、豆満江の両岸の中央線と、中露国境第423号標識から豆満江の中央線への垂線の交点と規定されている[2]。
国境のロシア側の行政単位は沿海地方のハサン地区である。朝鮮側は羅先特別市に、中国側は吉林省琿春市の防川村に属する。この地域を管轄する主要なロシア国境軍の staion はペシャナヤ (Peschanaya) に位置する。
条約によっては、豆満江が「中朝国境地帯」として設定され、共同主権とされている場合もある。この場合、三国国境地点は厳密に三国の領土が接する地点とはならない[4][5]。
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