上山温泉
山形県上山市にある温泉 ウィキペディアから
山形県上山市にある温泉 ウィキペディアから
上山温泉(かみのやまおんせん)は、山形県上山市(旧国出羽国、明治以降は羽前国)にある温泉。古くは同じ山形県の湯野浜温泉、福島県の東山温泉と共に「奥羽三楽郷」に数えられた[1]。
山形県の温泉統計などの温泉地の名称は「上山(温泉)」であるが[2]、ひらがなの表記「かみのやま温泉」が用いられることも多い[1]。最寄りとなる東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅名も「かみのやま温泉駅」である。
温泉街は湯町、新湯、十日町、河崎、高松、葉山、金瓶の7地区から構成されている。そのため、各地区をそれぞれ個々の温泉とみなし、上山温泉郷とも表現される。
源泉数は5本(源泉温度は63〜69℃)で、1978年(昭和53年)から集中管理されている[1][2]。
温泉街では多数の温泉旅館、温泉ホテルが営業している。また、共同浴場(下記)、日帰り温泉施設(下記の共同浴場以外)、足湯も存在する。2023年(令和5年)3月末現在、温泉利用施設数は32である[2]。
7軒の共同浴場が存在したが、一部は閉鎖されている。
5か所に足湯が整備されている[1]。
開湯は1458年(長禄2年)である[1]。肥前出身の旅の僧侶・月秀が、温泉で傷を癒している鶴を発見したとされる。そのため、古くは「鶴脛の湯」の別名があった。
江戸時代には当地に上山城および上山藩が置かれ、温泉地としてのみならず城下町としても繁栄した。また羽州街道の宿場町としても賑わいを見せた。
1878年(明治11年)7月にはイザベラ・バードが来訪し、『日本奥地紀行』で外国人が容易に来られる場所であったら健康的な保養地となるであろうと紹介している[1]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.