三六式無線機
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三六式無線機(さんろくしきむせんき、公式名称は三六式無線電信機)とは日本海軍が日露戦争当時以降使用した無線機である。三四式に次いで制式採用された日本海軍で二代目の実用無線機である。1903年(明治36年)に採用された。非同調式の普通火花送信機である。
採用後直ちに戦艦(「三笠」など)や巡洋艦等大型艦艇より順次搭載され、日本海海戦までに仮装巡洋艦も含む駆逐艦以上全艦艇に装備された[注 1]。実物を忠実に復元したものが横須賀の記念館「三笠」無線電信室に、またそのレプリカが、無線通信歴史展示室で展示されている。
2017年9月5日に国立科学博物館の定めた重要科学技術史資料(通称:未来技術遺産)の第00228号として登録された[1][2]。