七つの大罪と四終
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『七つの大罪と四終』(ななつのたいざいとししゅう、蘭: De zeven hoofdzonden en de vier laatste dingen、西: Los siete pecados capitales y las cuatro últimas cosas、英: The Seven Deadly Sins and the Four Last Things)は、初期フランドル派の巨匠ヒエロニムス・ボスが1505年から1510年ごろに制作した絵画である。油彩。七つの大罪(憤怒・嫉妬・強欲・暴食・怠惰・色欲・傲慢)を主題としているほか、四終(死・最後の審判・天国・地獄)を描いている。また本作品が備える風俗画的特徴はヒエロニムス・ボスがピーテル・ブリューゲルよりも早い、風俗画の先駆的存在であったことを示している。帰属については16世紀以来多くの議論があり、ボスの工房ないし追随者の作と見なす傾向が強くなっている。現在はマドリードのプラド美術館に所蔵されている[1][2][3][4]。