ヴァリチェッラの聖母
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『ヴァリチェッラの聖母』(ヴァリチェッラのせいぼ、伊: Madonna della Vallicella)として知られる『天使たちの崇敬を受けるヴァリチェッラの聖母子像』(てんしたちのすうけいをうけるヴァリチェッラのせいぼしぞう、蘭: Madonna della Vallicella aanbeden door engelen、伊: Madonna della Vallicella adored by angels)は、バロック期のフランドルの巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスが1608年に制作した絵画である。油彩。初期のイタリア時代を代表する大作の1つで、ローマのオラトリオ会(英語版)のサンタ・マリア・イン・ヴァリチェッラ教会(英語版)の主祭壇画として制作された。現在も同教会に所蔵されている[1][2]。また本作品の準備素描がモスクワのプーシキン美術館に[3][4][5]、モデロ(発注者に確認を取るために制作された構図習作)がウィーン美術アカデミー絵画館(ドイツ語版)に所蔵されている[2][6][7]。