ローマ略奪 (455年)
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ローマ略奪(ローマりゃくだつ)とは、455年6月2日にヴァンダルのガイセリックが西ローマ帝国のローマに侵攻し、略奪を行った事件である。古代ローマで4度発生した異民族による略奪行為のうち、3度目の略奪である。この略奪により、ユピテル神殿の屋根に葺かれた銅の装飾などが剥がされたほか、神殿本体も火をつけられるなど文化的に重要な施設にも被害がでた。西ローマ皇帝ペトロニウス・マクシムスは逃亡を図り、暴徒化した民衆によって暗殺された。
概要 時, 場所 ...
ローマ略奪 (455年) | |||||
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ローマで略奪行為を行うガイセリック率いるヴァンダル王国 | |||||
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衝突した勢力 | |||||
ヴァンダル王国 | 西ローマ帝国 | ||||
指揮官 | |||||
ガイセリック | ペトロニウス・マクシムス † |
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またヴァンダルによって引き起こされたこの略奪は、破壊行為や野蛮な行いを意味する「ヴァンダリズム」という言葉の語源となっている。