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ローヌ氷河(ローヌひょうが、英: Rhone Glacier又はRhône Glacier、独: Rhonegletscher)は、スイス・アルプスに存在する氷河の1つである。ローヌ川の水源でもあり、スイス・ヴァレー州の西端にあるレマン湖の主要な水源となっている。氷河はフルカ峠に近く、周辺に道路などが整備されているため、簡単に近づくことができる。
ローヌ氷河 | |
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スイス、ヴァレー州 | |
種別 | 谷氷河 |
座標 | 北緯46度34分32秒 東経8度22分58秒 |
ローヌ氷河は、ウルナー・アルプス山脈で最大の氷河である。氷河の南には、ローヌ川の水源もある。Undri Triftlimi(3,081m)は、トゥリフト氷河に接続している。氷河はグリムゼル峠とフルカ峠の間に位置し、ヴァレー州の北端で、オーバーヴァルトの一部でもある。ダンマシュトック(3,630m)は、氷河の上にある最も高い山である。
一帯には高山帯の沖積平野があり、カラマツ属の森林などの様々な湿潤または乾燥地の植生がある。ハイイロイワシャコ、クロライチョウ、コシジロイソヒヨドリなど25種の鳥類の営巣地として、2005年にラムサール条約登録地となった[1]。
ローヌ氷河は、古くから近づくのが容易であったため、19世紀以来、氷河の様子が記録されてきた。この記録によれば、ローヌ氷河は後退中であり、この120年間で1300mも短くなったことが判っている。なお、氷河が無くなった場所には、氷河が削り取って氷の中に含まれていたモレーンが残されている。
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