レッドクラウド戦争
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レッドクラウド戦争(レッドクラウドせんそう、英:Red Cloud's War、またはボズマンの戦い、Bozeman War、パウダー川の戦い、Powder River War)は、1866年から1868年にワイオミング準州とモンタナ準州で起こったスー族とアメリカ陸軍の間の武装闘争である。この戦争は、モンタナの金鉱脈に向かう主要経路であるボーズマン・トレイルに沿ってあるワイオミング準州中北部のパウダーリバー・カントリー支配を巡って争われた。
概要 レッドクラウド戦争 Red Cloud's War, 時 ...
レッドクラウド戦争 Red Cloud's War | |||||||
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インディアン戦争中 | |||||||
![]() ビッグホーン山脈の北東とイエローストーン川南の「パウダー川カントリー」(赤色) | |||||||
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衝突した勢力 | |||||||
![]() | インディアン(スー族、シャイアン族) |
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「レッドクラウド戦争」の名は、白人にとって有名なスー族インディアンであるレッド・クラウドに因んで名付けられている。しかし、実際にこれらの戦争でレッド・クラウドは主要な立場になく、単にこれは白人のイメージでつけられた名である。インディアンにとってこの戦いはあくまで「ボーズマン戦争」であり、「パウダー川の戦い」である。
第二次ララミー砦条約(英語版)で終わることになるこの戦争はスー族の完勝となり、パウダー川流域のスー族占有が一時的に継続された[1]。