ラーベス相ウィキペディア フリーな encyclopedia ラーベス相(Laves phases)とは金属間化合物の相の一つであり、組成AB2から成る。ドイツの鉱物学者、フリッツ・ラーベスから名付けられた。 ラーベス相は、物性物理学的、化学的にみて特徴的な振る舞いをするため、特に現代冶金学分野において注目を集めている。理論的アプローチにおいては、多くの仮説や近似が試みられてきたが実用的知見はいまだ得られていない。 大きな特徴としては、高い電気伝導性をもち、にもかかわらず金属がもつ普遍的性質の一つである塑性、展性が著しく低いということが挙げられる。 ラーベス相の一つであるMgZn2(C14)のユニットセル。AサイトのMgが緑色、BサイトのZnが灰色。 ラーベス多面体
ラーベス相(Laves phases)とは金属間化合物の相の一つであり、組成AB2から成る。ドイツの鉱物学者、フリッツ・ラーベスから名付けられた。 ラーベス相は、物性物理学的、化学的にみて特徴的な振る舞いをするため、特に現代冶金学分野において注目を集めている。理論的アプローチにおいては、多くの仮説や近似が試みられてきたが実用的知見はいまだ得られていない。 大きな特徴としては、高い電気伝導性をもち、にもかかわらず金属がもつ普遍的性質の一つである塑性、展性が著しく低いということが挙げられる。 ラーベス相の一つであるMgZn2(C14)のユニットセル。AサイトのMgが緑色、BサイトのZnが灰色。 ラーベス多面体