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ユーロビジョン・ソング・コンテスト2013
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ユーロビジョン・ソング・コンテスト2013こと第58回ユーロビジョン・ソング・コンテスト(英語: Eurovision Song Contest 2013、フランス語: Concours Eurovision de la chanson 2013)は、2013年5月にスウェーデンのマルメで開催された。前年のユーロビジョン・ソング・コンテスト2012においてスウェーデン代表を務めたロリーンが優勝したことにより、スウェーデンが今大会の主催権を獲得した。スウェーデンでユーロビジョン・ソング・コンテストが開催されるのは、ユーロビジョン・ソング・コンテスト2000以来で、史上5回目である。スウェーデン・テレビは複数の候補のなかからマルメ・アリーナを会場として選んだ。2つの準決勝は5月14日および16日、決勝は5月18日に開催された[3]。2013年1月28日、大会で司会を務めるのがペートラ・メーデであることが発表された[4]。2012年大会への参加を見送ったアルメニアが大会への復帰を表明する一方[5][6]、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポルトガル、スロバキア、トルコは今大会には参加せず、合計39か国が参加することとなった[7][8][9][10]。
ユーロビジョン・ソング・コンテスト 2013 We Are One | |
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日程 | |
準決勝1 | 2013年5月14日 |
準決勝2 | 2013年5月16日 |
決勝 | 2013年5月18日 |
主催者 | |
会場 | ![]() |
司会 | ペートラ・メーデ[2] |
総監督 | Jon Ola Sand |
主催放送局 | スウェーデン・テレビ (SVT) |
参加者 | |
参加国数 | 39 |
復帰 | ![]() |
撤退 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
参加国
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投票 | |
優勝曲 | ![]() "Only Teardrops" |
ユーロビジョン・ソング・コンテスト | |
◄2012 ![]() |
大会のテーマは「We are one」とされ、これは文化的差異や影響力を超えてすべての参加各国の平等性と団結を象徴するものであり、これに沿って全体のデザインが進められた[11]。過去数年に渡り、ユーロビジョン・ソング・コンテストでは開催国のプロモーションに力を入れてきたが、今大会で主催国となったスウェーデンは、自国のプロモーションよりも参加アーティストに焦点を当てた演出をした。それぞれのアーティストのパフォーマンスの前に放映される短いビデオ・クリップ「ポストカード」の映像は、自国の文化や自然などを披露するものが多かったが、今大会では参加アーティストの母国での日常風景をイメージした映像であった[12]。
優勝したのはデンマーク代表・エメリー・デ・フォーレストの「Only Teardrops」であり、2位のアゼルバイジャン代表のファリド・マンマドフに48点差をつける、合計281得点での優勝であった[13]。スウェーデン開催の大会でデンマークが優勝するのは2度目のことである。ウクライナ代表のズラータ・オーフニェヴィチが3位、ノルウェー代表のマーガレット・ベリエルが4位、ロシア代表のジーナ・ガリーポヴァが5位であった。準決勝を免除され自動的に決勝に進むことができる「Big 5」の国々のうち10位以内に入賞することができたのはイタリア代表のマルコ・メンゴーニ(7位)のみであった。オランダは準決勝・決勝の制度が導入された2004年大会以来となる決勝進出を決め、同国代表のアヌークは決勝で9位入賞を果たした。また、ユーゴスラビア崩壊後初めて、ユーゴスラビアから分離した国々は1国も決勝に進むことができなかった[14][15]。ユーロビジョン・ソング・コンテスト2013の延べ視聴者数は1億7千万人であった[16]。