メズタン
アントワーヌ・ヴァトーが制作した油彩画 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
『メズタン』 (仏: Mezzetin、英: Mezzetino) は、フランスのロココ期の画家アントワーヌ・ヴァトーが制作した油彩画である。「メズタン」という語はイタリア語の 'mezzetino' (メッツェティーノ) に由来し、本作における舞台衣装を着た音楽家の名前ではなく、18世紀に流行した演劇の登場人物の一人である。当初、本作は、ヴァトーの絵画の最も有名なコレクターで庇護者であった織物商ジャン・ド・ジュリエンヌが所有していた[1]。次いでロシアの女帝エカチェリーナ2世の手中に帰し、エルミタージュ美術館に入ったが、1930年代のソ連政府のエルミタージュ美術品売却の際、アメリカに渡り[2]、ニューヨークのメトロポリタン美術館に収蔵された。
概要 作者, 製作年 ...
フランス語: Mezzetin 英語: Mezzetino | |
作者 | アントワーヌ・ヴァトー |
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製作年 | 1718–1720年頃 |
素材 | キャンバス、油彩 |
寸法 | 55.2 cm × 43.2 cm (21.7 in × 17.0 in) |
所蔵 | メトロポリタン美術館、ニューヨーク |
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