ムアンパッターニー郡
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ムアンパッターニー郡(ムアンパッターニーぐん)はタイ・南部にある郡(アンプー)。マレー語的表記がパタニであるため状況によって使い分ける必要がある。パッターニー県の県庁所在地(ムアン)でもある。
パタニ王国の名称から来ている。『アユタヤ王朝年代記ルワン・プラスート本[1]』には単にターニーなどと書かれている。
詳しくはパタニ王国参照
古くからマレー系王朝のパタニ王国の首都として発達し、マレー系が多く住む。しかしながら、アユタヤ王朝、チャクリー王朝を通して、シャムの朝貢国であった[2]。
ラーマ2世はパッターニーを7つのムアンに分割し、それぞれムアン・パッタニー、ムアン・ヤハー、ムアン・ヤリン、ムアン・ノーンチック、ムアン・ラゲ、ムアン・ラーマン、ムアン・サーイブリーとした。
パッターニーは1901年、サバーラン郡(アムプー)となり、1906年にはモントン・パッターニーの中心地となった。その後、1938年、郡はムアンパッターニー郡と名を変えた[3]。
南シナ海・タイランド湾に面し、ターニー川の形成した平地にある。
交通は国道410号線が南に延びており、ヤラー方面と通じている。また国道42号線が東西に通っており、東はナラーティワート方面、東はソンクラー、ハジャイに通じている。
古くから貿易港として栄え、パタニ王国の頃から華僑が多く移住した。現在、街の中心地南には、華人街が広がる。
海沿いにプリンス・オブ・ソンクラー大学のパッターニーキャンパスがある。同大学内には、教員宿舎のほか、1万人近くの大学生の寮と附属校の生徒の寮も備えている。大学前の通りは非常に活気がある。
郡北部の海岸は泥浜である。この湿地帯は埋め立てられ、イミグレーションや各種学校をはじめとした国の機関が多く設置され、漁港とそれに併設された魚市場や、レインボー・スタジアムなどがある。同スタジアムは、プロサッカーチームパッターニーFCのホームグラウンドである。海浜公園であるSomdet Phra Sinagarin Pattani Parkには、元々湿地帯に遊歩道が設置されていたが、2017年にSky walkという高さ10メートル、距離300メートルに及ぶ展望遊歩道が建設され、多くの市民で賑わっている。
市は13のタムボンに分かれ、その下位に66の村がある。テーサバーン(自治体)が設置されており、以下のようになっている。
その他の10のタムボンは各タムボンのタムボン行政体が行政を行っている。以下は市内のタムボンの一覧である。
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