ミッタル・スチール
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ミッタル・スチール(Mittal Steel Company, ミタルスチールとも)は、オランダロッテルダムに本社を置く、世界最大の鉄鋼メーカー。鉄鋼生産量は世界一、売上高は同社が買収したルクセンブルクのアルセロールについで世界二位である。インドの実業家ラクシュミー・ミッタルが1989年に創業し、その後世界の鉄鋼メーカーを次々と買収することによって世界最大の鉄鋼メーカーとなった。合併後の現在は「アルセロール・ミッタル社」の一部である。
概要 種類, 市場情報 ...
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種類 | パブリック |
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市場情報 | NYSE: MT、ユーロネクスト: MT |
本社所在地 | オランダ・ロッテルダム |
設立 |
1976年(インド・コルカタ) 1989年(イスパト・インターナショナル:インドネシア・スマトラ) |
業種 | 製鉄業 |
事業内容 | 製鉄 |
代表者 | ラクシュミー・ミッタル:創業者、会長兼CEO |
売上高 | 281.32億米ドル(2005年通期決算) |
従業員数 | 320,000人 |
外部リンク | Mittal Steel |
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買収後のリストラによって自社の時価総額を高め、それを担保に投資家の資金を呼び込み、また買収する、といったミッタルの手法に対しては、グローバル化による鉄鋼業界の成長を期待する賛美の声と、高炉の新設すらせず、ひたすら株式交換による買収を繰り返す様子を指し、物造り精神を軽視した拝金主義との非難の声の、両論が終始付いてまわる状況となっている。
なお、ミッタルは2006年6月現在も会長兼CEOの地位にあり、株式の88%はミッタル及びその家族が保有している。
本社はロッテルダムにあるが、経営はロンドン在住のミッタルと、息子であり社長兼CFOのアディティヤ・ミッタルの主導で行なわれている。