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マメハンミョウ(豆斑猫)は、コウチュウ目(鞘翅目)・ツチハンミョウ科(Meloidae)に属する有毒昆虫として知られている。 「ハンミョウ」と名がついているが、ハンミョウとは別の科(Family)に属する。しかし、ハンミョウの方が派手で目立つこと、名前が似ていることから、混同される場合がある。
産卵は、イナゴやバッタ類の卵塊の側で行われ、孵化した幼虫は卵塊を食べて成長する。成虫の食性は植物食で広範な植物を摂取する。
分泌物にはカンタリジンが含まれており接触すると水疱性皮膚炎(水膨れ)を引き起こすことがある[1]。一方で、微量を漢方薬としても用い、イボ取り・膿出しなどの外用薬や、利尿剤などの内服薬とされた[2]。江戸時代初期に渡来した本草綱目にハンミョウの毒について記載があり、マメハンミョウを粉にして暗殺に用いられたとされることもある。しかし、本草綱目を翻訳する際に無毒なハンミョウを当てはめたことにより暗殺は成功しなかったという意見もある[3]。
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