ママエフ・クルガン
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ママエフ・クルガン (ロシア語: Мамаев Курган) は、ロシア南部のヴォルゴグラード(旧称スターリングラード)の市街を見下ろす位置にある丘である。その名は、ロシア語で「ママイの墳丘墓」(単に「ママイの丘」とも訳される)を意味する[注 1]。
ママエフ・クルガンはもともとタタールの埋葬された墳丘墓(クルガン)であり、その高さは102メートルに達した。現在では、第二次世界大戦中のスターリングラードの戦い(1942年8月から1943年2月まで)を記念するための複合施設が置かれている。この戦いは、ソビエト連邦が枢軸国軍に対して決定的な勝利を収めた戦いであり、そしておそらく人類史の上で最も凄惨な、多くの犠牲者を出した戦い (en) でもあった[1]。ママエフ・クルガンに立つ母なる祖国像は、1967年の建造時点では、世界最大の自立した彫像であった[2]。