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ボルゴの火災
ラファエロ・サンティによる壁画 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
『ボルゴの火災』(ボルゴのかさい、伊: Incendio di Borgo、英: The Fire in the Borgo)は、イタリア・盛期ルネサンスの巨匠ラファエロ・サンティの工房により1514-1517年に描かれたフレスコ画で[1]、現在、ヴァチカン宮殿の「ラファエロの間」として知られる部屋を装飾するために、ラファエロに委嘱された絵画の1つである[2][3][4][5][6][7]。ラファエロが複雑な構図のデザインを手がけたと想定されているが、多くの重要な仕事を請け負っていたラファエロ[3][4][6]がすべてを1人で手掛けることは不可能であったため[4][2]、制作はおそらく助手のジュリオ・ロマーノ、ジャンフランチェスコ・ペンニの手になる[2]。
概要 作者, 製作年 ...
イタリア語: Incendio di Borgo 英語: The Fire in the Borgo | |
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作者 | ラファエロ・サンティと工房 |
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製作年 | 1514-1517年 |
種類 | フレスコ画 |
寸法 | 500 cm × 670 cm (200 in × 260 in) |
所蔵 | ヴァチカン宮殿、ヴァチカン市国 |
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ユリウス2世が1513年に亡くなった後、教皇位を引き継いだレオ10世は、引き続きラファエロにフレスコ画の制作を依頼した[3][6]。あてがわれたのはレオ10世が食事をとっていた部屋[4][6]で、本作『ボルゴの火災』にちなみ、現在、「ボルゴの火災の間 (Stanza dell'incendio del Borgo)」と呼ばれている[2][4][6]。「ヘリオドロスの間」で扱われた政治的主題が本作でも継承されている[4][6]。