ボドリアン図書館
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ボドリアン図書館 (ボドリアンとしょかん、英語: Bodleian Library、[ˈbɒdliən]もしくは[bɒdˈliːən]) はオックスフォード大学の図書検索機関である。図書館の名前はイギリスの外交官兼学者で、図書館成立に大きく貢献したトーマス・ボドリー(英語版)に由来する。
図書館入口、オックスフォード大学のカレッジの紋章が描かれている | |
国 | イギリス |
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種別 | 大学図書館 |
創設 | 1602年 (1602) |
所在地 | ブロード通り(英語版), オックスフォード |
分館 | スクールズ・クアドラングル, ディヴィニティ・スクール(英語版)、展示室、ボドリアン図書館売店 |
収蔵情報 | |
収蔵品種 | 本、学術雑誌、新聞、雑誌、録音物、地図、版画、デッサン、写本 |
収蔵数 | 1300万巻[1] |
法定納本 | 2003年法定納本図書館法案(英語版) |
利用情報 | |
利用資格 | オックスフォード大学の学生、フェロー |
その他 | |
館長 | Richard Ovenden |
ウェブサイト | www.bodleian.ox.ac.uk/bodley |
ヨーロッパでも有数の伝統を誇る図書館で、イギリスでは大英図書館に次ぐ規模の図書館である。オックスフォード大学の学者の間では「ボドリー (Bodley)」もしくは単に「ボド (the Bod)」として知られている。イギリスの出版物に関する「2003年法定納本図書館法案(英語版)」の下に定められたイギリスに6つある法定納本図書館のひとつであり[2][3]、アイルランドの法律のもとアイルランドのあらゆる出版物を複製する権利を所有している[4]。大学の構成員はラドクリフ科学図書館(英語版)のような独立した図書館から本を借りることができるが[5]、ボドリアンは原理的には図書を参照する場所として機能しており、通常書物は閲覧室から除去されている。
すべてのオックスフォード大学のカレッジ(英語版)が独自の図書館を所有しており、その中の幾つかはボドリアン図書館が建設される前に建設された。歴史的に、大学の図書館はボドリアン図書館から独立している。しかし、近年はボドリアン図書館の傘下に入った以前の「オックスフォード大学図書館サービス(英語版) (OULS)のように、ある目的のため合併する例も見られるようになっている。このような合併の有名な例はオックスフォード図書館情報システム(英語版) (Oxford Libraries Information System、略称:OLIS) とボドリアングループの全ての図書館の電子カタログを提供していた「SOLO」 (Search Oxford Libraries Online、略称:SOLO)が合併してできた統合図書館システムであろう。