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ブルカン・カルドゥン
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ブルカン・カルドゥン(モンゴル語:ᠪᠤᠷᠬᠠᠨ ᠬᠠᠯᠳᠤᠨ Burqan qaldun 、現代モンゴル語:Бурхан Халдун ボルハン・ハルドン、ブルカン山、ブルカン岳、ブルカン嶽とも)はモンゴル国ヘンティー県にあるヘンティー山脈の山。『元朝秘史』では不児中罕 中合勒敦 Burqan Qaldun 、『集史』でも بورقان قالدون Būrqān Qāldūn と書かれる。モンゴル族発祥の聖地であり、シャーマニズムの伝統に基づいた山岳信仰の対象となる4つの聖なる山の1つで、チンギス・カンの故郷にして墓所であるともいわれて神聖視される。15世紀後半の仏教の導入により山岳信仰の伝統は衰退したが、1990年代以降にシャーマニズムの儀式が復活して、川の沿岸または3つのオボーの周辺で仏教と融合した儀式が行われるようになった[1]。
概要 大山ブルカン・カルドゥンと周辺の神聖な景観(モンゴル), 英名 ...
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英名 | Great Burkhan Khaldun Mountain and its surrounding sacred landscape | ||
仏名 | Grande montagne Burkhan Khaldun et son paysage sacré environnant | ||
面積 | 443,739 ha (緩衝地域 271,651 ha) | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
文化区分 | 遺跡 | ||
登録基準 | (4), (6) | ||
登録年 | 2015年(第39回世界遺産委員会) | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
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山名の「ブルカン」 Burχan〜Burqan とは、本来「仏陀」が(古代)ウイグル語などのテュルク語化したものが、さらにモンゴル語化した形であり、「仏」や「神」を意味する。また「カルドゥン」 qaldun とは、一般にモンゴル語で「孤嶺」を意味するが、アルタイ語研究のニコラス・ポッペによると、ダフール語では「ポプラの茂みに覆われた山」を意味すると言う。ブルカン・カルドゥンとは、おおよそ「神の山/丘」を意味する。