Loading AI tools
ウィキペディアから
フッ化カリウム(フッかカリウム、potassium fluoride)は、カリウムとフッ素からなる無機化合物で、化学式 KF と表される無色の固体。
フッ化カリウム | |
---|---|
フッ化カリウム | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7789-23-3 |
特性 | |
化学式 | KF |
モル質量 | 58.0967 g mol−1 |
外観 | 無色結晶 |
密度 | 2.481 g cm−3, 固体(20 ℃) |
融点 |
860 ℃ |
沸点 |
1505 ℃ |
水への溶解度 | 92.3 g / 100g水(18℃) |
構造 | |
結晶構造 | 立方晶系 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−567.27 kJ mol−1[1] |
標準モルエントロピー S |
66.57 J mol−1K−1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
49.04 J mol−1K−1 |
危険性 | |
EU分類 | 有毒 (T) |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R23/24/25 |
Sフレーズ | (S1/2), S26, S45 |
関連する物質 | |
関連物質 | フッ化リチウム フッ化ナトリウム フッ化ルビジウム フッ化セシウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
フッ化水素酸に炭酸カリウムを溶解し、水溶液を濃縮すると得られる[2]。17.7℃以下では四水和物、17.7〜40.2℃では二水和物、40.2℃以上では無水物が析出する[3]。
水に易溶で潮解性を持ち、水溶液は弱アルカリ性を示しガラスを腐食する。水溶液中ではカリウムイオン (K+) とフッ化物イオン (F−) に電離する。
液体アンモニアにも可溶であり、フッ化水素に溶けてフッ化水素カリウムを生成する。エタノールには難溶である。
結晶は塩化ナトリウム型構造であり、その格子定数はa = 5.34Å[4]、K−F結合距離は2.67Åである。
コバルトクロム合金のフラックス材料としてフッ化カリウムが利用されている。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.