フェレロ
イタリアの食品会社 ウィキペディアから
イタリアの食品会社 ウィキペディアから
フェレロ (Ferrero S.p.A) は、イタリアの食品会社[1]。チョコレートを中心とする菓子類、「ヌテラ」などのファットスプレッド、清涼飲料などを手がけ、世界各国で事業を展開する多国籍企業である。
1946年、イタリア北部ピエモンテ州のアルバで創業した[1]。販売上の本社機能はトリノ近郊のピーノ・トリネーゼに移転したが、生産の拠点ならびに登記上の本社はアルバにある。所有関係の上では、ルクセンブルクに本社を置くフェレロ・インターナショナルの100%子会社となっている。
1946年、菓子職人ピエトロ・フェレロ (Pietro Ferrero) は、ヘーゼルナッツとココアパウダーを混ぜたパン用のクリームを作り、Pasta Giandujaとして売り出した。それからしてフェレロはそのクリームの製造・販売を行うための新しい会社を設立した。
1964年にはチョコレートベースのファットスプレッドとしてヌテラを発売。これと似たような製品は世界中で有名になっている。
また、フェレロはキンダーサプライズ(別名キンダーエッグ)、 Fiesta Ferrero、キンダー・チョコレートバー、キンダー・ハッピー・ヒッポ、キンダー・マキシ、Kinder Délice、Kinder Buenoといったキンダーシリーズも売り出している。
1974年には紅茶飲料の「Estathé(エスタテ)」を発売。ブランド名はイタリア語で「夏」を意味する「estate」と「紅茶」を意味する「thé」を合成した造語となっている。一時、同社は「Estathé」ブランドで自転車レースのジロ・デ・イタリアのメインスポンサーを務めていた。
2011年、フェレロは冷凍食品 "Gran Soleil"の製造を開始した。この商品は常温保存が可能だが、振って一晩冷凍庫で寝かせるとシャーベットとして食べられるもので、その年の3月に発明の賞を受け取った[2]。
RocherとRondnoirとココナツ版であるガーデン・ココの3つはThe Ferrero Prestige collectionとして売り出されている。
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