ピタゴリオ
ウィキペディアから
ウィキペディアから
ピタゴリオ(Πυθαγόρειο / Pythagorio[1])は、ギリシア・サモス島にある町であり、サモス市を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)。かつてはティガニ(Τηγάνι / Tigani)という名であったが、この町出身の偉大な数学者にして哲学者であったピタゴラスにあやかり、1955年に現在の名称に変更した。
ピタゴリオの地は古代の都市国家サモスの中心であり、ピタゴリオの港は人工の港湾としては地中海最古のものと考えられている[2]。港湾や僭主ポリュクラテスの宮殿跡などを含むピタゴリオの遺跡は、ヘーラー神殿跡(ヘーライオン)とともに「サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿」の名で、ユネスコの世界遺産に登録されている。
ピタゴリオの街(Πυθαγόρειο)は、サモス島東南岸に位置し、サモス島の中心地区であるサモスからは西南へ約8km離れている。サモス島と大陸とを隔てる海峡に面しており、対岸6.5kmにトルコ領がある。
ピタゴリオ地区(Δημοτική ενότητα Πυθαγορείου)は、旧ピタゴリオ市(Δήμος Πυθαγορείου)にあたり、カリクラティス改革(2011年1月施行)によってサモス市の一地区となった。ピタゴリオのほか複数の集落を含み、164.7km² とサモス島最大の面積を持つディモティキ・エノティタである。区域には、ヘーラー神殿、サモス国際空港 (Samos International Airport) 、サミオプーラ島 (Samiopoula) などが含まれる。
ピタゴリオの街の西、ピタゴリオ地区の中央部には、山がちなサモス島で最大の平野が海に向かって広がっており、空港も所在する。
ピタゴリオ地区には人口600人以上の集落として以下がある(人口統計は2001年国勢調査による)。
ピタゴリオの街は、地区の東部に位置する。地区で最大の集落は、ピタゴリオから北西約4.8kmの距離にあるミティリニイである。
カリクラティス改革(2011年1月施行)以前のピタゴリオ市にあたるピタゴリオ地区(Δημοτική ενότητα Πυθαγορείου)は、以下のキノティタ(都市域・村落)および都市・集落から構成される。
表中の Δ.δ. は Δημοτικό διαμέρισμα の略であり、カポディストリアス改革による統廃合(1999年1月施行)以前の旧自治体に由来する区画である。[ ] 内は人口(2001年国勢調査)を示す。
|
|
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.