パル (犬)
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パル(Pal、1940年6月4日 - 1958年6月18日)はオスのラフ・コリーであり、『名犬ラッシー』の映像化作品において最初に主人公ラッシーを演じた犬。1940年にカリフォルニアで生まれ、ハリウッドの動物トレーナー、ラッド・ウェザーワックス(英語版)の元で訓練を受けた。1943年、『名犬ラッシー』シリーズの最初の長編映画作品となるメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)の『名犬ラッシー 家路』において、メスのラフ・コリーであるラッシー役に抜擢された。映画のヒットにより、続編でもラッシーを演じ、映画シリーズの終了後は全米各地のショーやフェスにも出演した。1954年に撮影されたテレビシリーズの『名犬ラッシー』のパイロット版2本を最後に引退し、1958年6月に亡くなった。ラッシー役の後任には彼の息子であるラッシー・ジュニアが選ばれ、その後も、パルの血を引く子孫からラッシー役が選ばれていた。1992年、『サタデー・イブニング・ポスト』誌において「犬として映画史上最も華々しいキャリアを持つ」と評された[1]。