パピルス
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この項目では、古代エジプトの筆記媒体について説明しています。その原材料となる植物については「カミガヤツリ」を、その他の用法については「パピルス (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
パピルス(希: πάπυρος、ラテン語: papyrus)は、カヤツリグサ科の植物の1種、カミガヤツリ(パピルス草)の地上茎の内部組織(髄)から作られる、古代エジプトで使用された文字の筆記媒体のこと。パピルス紙とも呼ばれる。「紙」を意味する英語の「paper」やフランス語の「papier」などは、パピルスに由来する[1]。ただし、パピルスは一度分散した繊維を絡み合わせ膠着させて薄く平らに成形したものではないため、狭義の紙ではない[2]。