バーニアスラスタ
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バーニアスラスタ(Vernier thruster)は、宇宙船の姿勢制御のために用いられるスラスタ群のうち、微調整用の小出力のものをいう。メインの姿勢制御モータよりも小さいスラスタ[1]、メインの推進モータと比べて小さいスラスタ[2]、あるいは単に姿勢制御システムの小さいスラスタを指す。バーニアスラスタは、宇宙船の高度や速度を精密に調整するために用いられる。
バーニアスラスタは、他の宇宙船とドッキングする際の手動操縦の時などに用いられる。
宇宙船には、2つの大きさの姿勢制御スラスタが搭載される。メインの姿勢制御システムのスラスタはより大きな動きに用いられ、バーニアはより小さな調整のために用いられるが、この代わりとして、より大きなスラスタを非常に短い時間点火するという方法を取ることもできる。