バルンゴヨット層(バルンゴヨットそう)[1][2]は、モンゴル国ゴビ砂漠に分布する後期白亜紀地層[2]。下位層はジャドフタ層、上位層はネメグト層[2]。かつてバルンゴヨット層は下部ネメグト層として知られていたが、ジャドフタ層とバルンゴヨット層はそれぞれ同一の岩相ユニットの下部と上部であり、両層の境界は存在しないことが示唆されている。バルンゴヨット層の標準層序はネメグト西部のKhulsan localityであり、ネメグトにおいてバルンゴヨット層はその最上部の単層のみが見られる。層厚は約110メートル[3]。層序年代はWatabe et al. (2010)においてカンパニアン階とされる[4]

概要 バルンゴヨット層 層序範囲: 上部白亜系, 種別 ...
バルンゴヨット層
層序範囲: 上部白亜系
種別 累層
上層 ネメグト層
下層 ジャドフタ層
厚さ 約110メートル
岩質
主な岩石 砂岩
所在地
地域 ウムヌゴビ県
モンゴルの旗 モンゴル
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恐竜化石ではケラトニクス[5][6]ヤキュリニクス[7]サイカニア[8][9][10]タルキア[9][10]バガケラトプス[11][12][13]ブレヴィケラトプス[14][12]ナトベナトル[15]ティロケファレ[16][17]コンコラプトル[18][19][20][21]ネメグトマイア[22]などが産出している。

ギャラリー

Thumb
バルンゴヨット層のHermiin Tsav localityのパノラマ

出典

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