バクー (空母)
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「アドミラル・ゴルシコフ」はこの項目へ転送されています。2006年に起工されたフリゲートについては「アドミラル・ゴルシコフ級フリゲート」をご覧ください。 |
バクー(ロシア語:Баку; 改名後の艦名 アドミラール・ゴルシュコーフ、アドミラル・ゴルシコフ;Адмирал Горшков)とは、ソ連・ロシア海軍の航空母艦。キエフ級航空母艦(1143型)4番艦に当たるが、先に建造された同型艦3隻と違い搭載機の変更(Yak-38からYak-141)を前提に設計されたため、他の同型艦とはエレベーターの位置や大きさなどが異なっており、「改キエフ級」と呼ばれるケースが多い。現在はSTOBAR方式の空母に改装され、インド海軍の空母「ヴィクラマーディティヤ」となっている。
概要 バクー, 基本情報 ...
バクー | |
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1988年6月1日、航行する空母バクー | |
基本情報 | |
建造所 | ソビエト連邦 ウクライナSSR 二コラーエフ チェルノモールスキイ造船所(ウクライナ語版、ロシア語版、英語版) |
運用者 | ソビエト連邦海軍 |
艦種 | 航空巡洋艦(軽空母) |
級名 | 改キエフ級 |
前級 | 1123型(モスクワ級) |
次級 | 1143.5型(アドミラル・クズネツォフ級) |
艦歴 | |
起工 | 1978年12月26日 |
進水 | 1982年3月31日 |
就役 | 1987年12月20日 |
退役 | 1995年7月 |
除籍 | 1996年 |
その後 | 2005年3月10日、インドへ売却 |
現況 | インド海軍で就役中 |
要目 | |
基準排水量 | 38,000t |
満載排水量 | 45,500t |
全長 | 273.1m |
水線長 | 242.8m |
最大幅 | 53m |
水線幅 | 31m |
吃水 | 8.2-12m |
機関 | 蒸気タービン 4基 |
主機 | 8缶 |
推進 | スクリュープロペラ 4軸 |
出力 | 200,000hp |
最大速力 | 32.5ノット |
航続距離 | 7,590海里(巡航速度:18ノット) |
乗員 | 1,615名 |
兵装 | |
搭載機 |
Yak-38M 12機 ヘリコプター 20機 |
C4ISTAR | |
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なお、「バクー」は現在は独立国アゼルバイジャンの首都であるが、この艦の建造当時はソ連邦構成共和国のひとつであった。ソ連の解体にともない、旧構成共和国の首都にちなんだ艦名から、セルゲイ・ゴルシコフ提督にちなんだ艦名へと改名された。