ハートルプール原子力発電所
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ハートルプール原子力発電所はイギリスのノース・イースト・イングランド、ダラム、ハートルプール2.5マイル南、ティーズ川河口北岸に位置する原子力発電所。 発電所の正味出力は1190メガワットで、英国のピーク電力需要60GWの2%程度に相当する[1]。原子炉は改良型ガス冷却炉(AGR)で、ハートルプールは英国で3番目にAGRを導入した原子力発電所であった。ハートルプール原子力発電所は主要都市近郊に建設された初めての原子力発電所である。
概要 ハートルプール原子力発電所, 国 ...
ハートルプール原子力発電所 | |
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ハートルプール原子力発電所 西方からの外観、2008年5月 | |
国 | イギリス |
所在地 | ハートルプール |
座標 | 北緯54度38分6秒 西経1度10分51秒 |
現況 | 運転中 |
着工 | 1969年 - 1985年 |
運転開始 | 1983年8月1日 |
運転終了 | 2019年 (計画) |
事業主体 |
中央発電局(英語版) (1983-1990) ニュークリア・エレクトリック(英語版) (1990-1996) ブリティッシュ・エナジー (1996-2009) EDFエナジー (2009-present) |
原子炉 | |
運転中 | 2 x 1575 MW |
種類 | AGR |
原子炉製造元 | ナショナル・ニュークリア・コーポレーション |
発電所 | |
発電機数 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニー製660 MW発電機2基 |
発電量 | |
定格出力 | 1,320 MW |
平均発電量 | 4,600 GWh |
ウェブサイト British Energy | |
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もともと1967年に計画され、建設は1969年に始まった。発電は1983年に始まり、1985年に商用利用が始まった。当初は中央発電局(英語版)が運用していた。 1990年代の英国の電力供給産業の民営化に伴って、発電所はニュークリア・エレクトリック(英語版)、ブリティッシュ・エナジーの所有となり、現在はEDFエナジーが所有、運用している。 2010年10月18日、英国政府はハートルプールを将来の原子力発電所適地の1箇所として公表した[2]。