ノルマンニ宮殿
ウィキペディアから
ウィキペディアから
ノルマンニ宮殿(ノルマンニきゅうでん、イタリア語:Palazzo dei Normanni, パラッツォ・デイ・ノルマンニ)は、イタリア・パレルモにある、かつてのシチリア王の宮殿。
9世紀にパレルモを支配していたアラブ人太守の元で建設が始まり、12世紀にルッジェーロ2世とその後継者ノルマン王たちによって拡張された。
宮殿内には、12世紀シチリアで流行した、アラブ・ノルマン・ビザンティンの各様式の混合様式の好例であるカッペッラ・パラティーナ(パラティーナ礼拝堂)がある。素晴らしいモザイク、精密な稲妻文様がされ彩られた木製天井、壁の下部と床は状態のいい大理石の化粧張りがされている。宮殿自体は、スペイン支配時代に再建され増築されているが、ルッジェーロ2世時代の部分、サーラ・ノルマーナと呼ばれる大広間など一部がわずかに残る。1790年には宮殿の一角にパレルモ天文台が設立され、ドームと望遠鏡が据え付けられた。1801年に初代天文台長ジュゼッペ・ピアッツィの観測によって、ここで史上初の小惑星セレスが発見された。1946年より、宮殿はシチリア地方議会の建物となった。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.