ネロ指令
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ネロ指令(ネロしれい、ドイツ語: Nerobefehl)は、第二次世界大戦末期の1945年3月19日にナチス・ドイツ総統アドルフ・ヒトラーの指示に基づき国防軍最高司令部が発出した「ライヒ領域における破壊作戦に関する命令(ドイツ語: Befehl betreffend Zerstörungsmaßnahmen im Reichsgebiet)」の通称。焦土作戦を命じたものであり、その通称名は、ローマ大火を自ら起こしたとの伝説があるローマ皇帝ネロに擬えて、後世に付けられたものである[1]。軍需大臣アルベルト・シュペーアの抵抗によって実行はほぼされなかった。