ナダレ定石
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ナダレ定石(なだれじょうせき)は囲碁の定石に付けられた俗称の一つで、小目への一間高ガカリに下ツケする形から発生する定石を指す。最初から接触戦となり、また変化型が多い難解定石の代表の一つ。石が接触しながら戦いになっていく様を「ナダレ」と形容された。命名者は三堀将[1]。
定石として研究されたのは昭和になってからと新しく、現代でも多くの変化が生まれ続けている。また大型定石となる形も多く、周囲に石がある場合にはツブレ(勝負が終わりになるほどの酷い結果)となる可能性もあるため、周辺の配石に注意して着手を選ぶ必要がある点でも難しい手法と言える。