ドレスデン・グリーン
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ドレスデン・グリーン、ドレスデン・グリーン・ダイヤモンド、あるいはそのまま緑のダイヤモンドなどと呼ばれるこの石は、41カラット(8.2グラム)の人工着色ではない緑色をしたダイヤモンドである。産出地は、現在のインド共和国アーンドラ・プラデーシュ州にあったコラール鉱山(英語版)が有力とされているが、史料に現れる年次を考慮するとブラジル産の可能性も否定できない。
概要 質量, 色 ...
ミュンヘンの鉱物博物館に展示されているドレスデン・グリーンのイミテーション | |
質量 | 41 カラット (8.2 g) |
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色 | ファンシー・インテンス・ブルーイッシュ・グリーン |
カット | アンティーク・ピア・シェイプ・ブリリアント・カット |
発掘国 |
インド共和国 アーンドラ・プラデーシュ州? |
発掘鉱山 | コラール鉱山? |
発見日 | 1741年(又は1722年)以前 |
カット者 | 不明 |
初期所有者 | アウグスト3世 (ポーランド王) |
現所有者 | ドイツ連邦共和国 ドレスデン美術館 |
推定価格 | 2億ドル |
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ドレスデン・グリーンはその結晶中に窒素をほとんど含まない、珍しいタイプのIIa型(全ダイヤモンド産出量のおよそ0.1%)とされている。またその内部は完璧に無傷であるとされている。
この石は、過去200年のほとんどの期間ドイツ・ザクセン州の州都ドレスデンで展示されており、そこから動くことはなかったので、この名も都市名にちなんで付けられた。