トリコモナス症
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トリコモナス症(トリコモナスしょう、英: Trichomoniasis)は、原生生物のトリコモナスを原因とする哺乳類や鳥類の感染症の総称である。ヒトでは通常性感染症(STD、STI)の一つ膣トリコモナス症(トリコモナス膣炎)を指すが、ほかにも大腸に感染し下痢を引き起こす腸トリコモナス症なども知られている。
日本では家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されている(対象は牛、水牛)。なお、日本獣医学会の提言で法令上の名称が「トリコモナス病」から「トリコモナス症」に変更された[1]。
本項では主にヒトの膣トリコモナス症について述べる。