テーメノス
ギリシア神話におけるアリストマコスの息子 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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テーメノス(古希: Τήμενος, Tēmenos, 英語: Temenus)は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してテメノスとも表記される。ヘーラクレイダイの1人で、アリストマコスの息子。クレスポンテース、アリストデーモスと兄弟。ヘーラクレースの玄孫であり、ヘーラクレイダイ一族によるミュケーナイへの五度目の攻撃及び最終攻撃を指揮した。
テーメノスの子供は異説が多く、娘ヒュルネートーのほかにアゲラーオス、エウリュビオス、カリアースという息子たちがいた[1]。パウサニアスによればテーメノスの子はケイソス、パルケース、ケリュネース、アガイオス[2]、イストミオスである[3]。エウリーピデースによればアルケラーオスという子もいた[4]。彼はまたペイドンとカラノスの父であり、カラノスは後にマケドニア王国の創設者となり、アルゲアス朝の始祖となった。紀元前356年に生まれたアレクサンドロス大王がヘーラクレースの血筋を主張するのも、テーメノスの子孫だからである。