テゼ共同体
ウィキペディア フリーな encyclopedia
テゼ共同体(テゼきょうどうたい/テゼ・コミュニティー[1]、仏:Communauté de Taizé/英:The Taizé Community)[2][3][4]は、キリスト教のエキュメニカルな(教派を超えた)男子の修道会[5]である。フランスのブルゴーニュ地域圏 ソーヌ=エ=ロワール県のテゼ村に所在し、最寄り駅はマコン=ロシェTGV駅である。
1949年にブラザー・ロジェによって発足し、カトリック教会またはプロテスタント諸派出身の約100名の修道士(ブラザー)から構成される。[6]現在の院長は、ブラザー・アロイスである。年間10万人を超える若者が訪れるヨーロッパ有数の巡礼地[7]でもある。また、テゼ共同体で用いられている祈りの歌は、さまざまな言語に訳され、世界中で歌われている[8]。
「 | ああ、テゼ――あの小さな春の訪れ……! | 」 |
「 | 泉のわきを通っていくように、人はテゼを通り過ぎていきます。旅人はここで立ち止まり、喉の渇きを潤し、そしてその旅を続けるのです。 | 」 |
「 | ヨーロッパの、いや、ヨーロッパにさいしょに入り全世界のものとなったキリスト教を、こんにち語ろうとする者で、もし、テゼを知らないなら「もぐりでしかない」 | 」 |