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テストゥド(羅: Testudo)とはローマ軍の歩兵戦術のひとつ。歩兵集団が密集した隊列で盾(スクトゥム)を前方、上方に掲げつつ対峙、移動する戦術。主に騎兵に対する防御あるいは攻城戦での突撃に用いられた。
『テストゥド』はラテン語で「亀」という意味である。その名の通り歩兵が互いに重なり合うほどに密集し、盾を掲げた姿は亀のようで、また行動も亀のようにゆっくりとしていた。テストゥドの形成方法は以下の通りである。
この状態で敵の攻撃に対峙、あるいは防御しつつゆっくりと移動した。
テストゥドは飛び道具に対して抜群の効果があり、歩兵は弓、投げ槍、投石での攻撃を恐れる事なく移動を続ける事ができた。
しかしながら、この隊列には欠点も多い。
といった欠点が挙げられる。
このようなテストゥドの欠点はカルラエの戦いで露呈し、結果としてローマ軍の敗北へとつながった。
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