ツーメディスン累層
ウィキペディア フリーな encyclopedia
ツーメディスン累層(トゥーメディスン累層、ツーメディシン累層、ツーメディスン層等とも表される、英語: Two Medicine Formation)はモンタナ州北部とアルバータ州南部に分布するカンパニアン(8350万~7400万年前)の地層。それはロッキー山脈衝上断層帯の東側に位置し、スイートグラスアーチという地域の範囲内に入り込んでいる東部はほとんど変形していない平野であるのに対し、西側部分の地層(約600mの厚み)は折り畳まれたような形になっている。ツーメディスン累層の下には砂浜と潮汐帯の堆積物および砂岩があり、上には海成のベアパウ頁岩がある。ツーメディスン累層はカンパニアン期を通して、白亜紀後期内部陸水路の西側の海岸線とコーディレラン衝上断層帯の東方向に進んでいる海岸線との間に、河川や三角州によって堆積されたものである。主に砂岩で成る。