ツークツワンク
主にチェスにおいて相手から直接の狙いはないにもかかわらず、自ら状況が悪化する手を指さざるを得ない状況のこと / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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ツークツワンク(Zugzwang)とは、主にチェスにおいて相手から直接の狙いはないにもかかわらず、自ら状況が悪化する手を指さざるを得ない状況のことを言う。言い換えると「可能ならパスしたい(しかしルールにより禁じられている)局面」である。「強制被動」と訳されることもある。
本来チェス用語であるが、後にゲーム理論の用語ともなった。ゲーム理論の用語としては、「自分が手番であることでゲーム結果が悪化する」場合のみを指す。チェスではさらに「自分が手番であることで負けが早くなる」場合も含むことも多い。その他、実際の戦争や経済闘争において「動きたくないが動かざるを得ない状況」を指して比喩的に使われることもある。