![cover image](https://wikiwandv2-19431.kxcdn.com/_next/image?url=https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3c/V2500.jpg/640px-V2500.jpg&w=640&q=50)
チタン合金
ウィキペディア フリーな encyclopedia
チタン合金(チタンごうきん)とは、チタンを主成分とする合金である。チタンが持つ長所の向上や短所の改善のために、各種の元素が添加される[2]。チタニウム合金とも[3]。機械的性質を向上させた合金や、チタンが持つ優れた耐腐食性をさらに向上させた合金などがある[4]。
![Thumb image](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3c/V2500.jpg/640px-V2500.jpg)
優れた比強度、耐腐食性能や生体適合性を持ち、これらの特性を生かして、航空機、化学プラント、スポーツ器具、医療などで使用される[5]。欠点として切削加工の難しさや、高コストであることが挙げられる[6][7]。
金属組織の状態によって、大きく α 型合金、β 型合金、α+β 型合金の3つに分類される。熱処理による特性変更が可能で、溶体化処理および時効処理によって組織を変化させ、特性を変えることができる。α+β 型に属する Ti-6Al-4V 合金は、強度と靭性を兼ねることができ、溶接性や加工性も良好で、チタン合金の中で最も多用される[8]。