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チェヴァプチチ
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チェヴァプチチ (発音: [tɕɛv̞ǎːpi]), ćevapčići ( [tɕɛv̞ǎptʃitɕi], ћевапчићи)は小さく切った肉をケバブ同様に焼いた肉料理で、バルカン半島など南東ヨーロッパの伝統的な料理の一種である。
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ブルガリアやボスニア・ヘルツェゴビナ[1]、セルビア[2][3][4]では国民食の一種とも見なされている。
かつてユーゴスラビアを構成していた国であるクロアチアやモンテネグロ、マケドニア共和国、スロベニア以外にもルーマニアやチェコ、スロバキア、スロベニアと国境を接するイタリアの一部地域など近隣の諸国でも多く食され、ハンガリーやオーストリアのウィーンでも食べることができる。その他、ドイツなどでは田舎のレストランなどでバーベキューの定番になっている。
通常、チェヴァプチチは5〜10個ほどが皿かピタなどに供され、刻んだタマネギやサワークリーム、カイマク、アイヴァール、カッテージチーズ、細かく刻んだ赤唐辛子や塩など辛みや酸味を効かせた薬味が添えられる。セルビアのチェヴァプチチは牛肉やラム、豚肉、またはそれらを混ぜた物から作られ、ボスニアのチェヴァピは細かく刻んだ牛肉を手で混ぜるか漏斗で型をとって形を作り焼いている。マケドニアやクロアチア、ブルガリア、ルーマニアでは多くは豚肉や牛肉で作られている。ブルガリアで作られているケバプチェは豚や牛肉両方を混ぜて作られるが、豚肉だけで作られる物もあり大きさもチェヴァプチチより大きく供される数も1〜3個ほどで、フレンチフライが付き酸味のあるチーズであるシレヌやブルガリアのピクルスのペースト状の物であるリュテニツァなどが供される。