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タテハチョウ科のチョウの一種 ウィキペディアから
中央および南ヨーロッパの一部、コーカサス地方、ウラル地方南部、カザフスタン北西部、中国[2]および朝鮮半島に分布する[3]。
成虫の前翅S2脈付近にある暗色斑は明瞭でオレンジ色の縁取りがある。後翅の白色帯は直線状ではない。コムラサキ A. metis や チョウセンコムラサキ A. iris[4]と似る。雌雄ともに斑紋多型を示し、白色斑の発達の度合いなどに差がある[2]。
一化性(英語: Univoltine)または二化性(英語: Bivoltine)を示し、一化性の場合は5月下旬から7月、二化性の場合は6月および8から9月に成虫が発生する。オス成虫は動物の糞や人間の汗によく誘引される。雌雄ともに樹上の葉の上に止まることが多い[2]。
産卵は葉の上に行われる。若齢幼虫で越冬する。幼虫はヤマナラシ属 Pupulus やヤナギ属 Salix を摂食することが知られ、食草として P. tremula、P. alba、P. nigra、S. alba などが記録されている[2]。
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