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スラッシャー映画
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スラッシャー映画(スラッシャーえいが、英語: slasher film)は、ホラー映画のサブジャンルのうち、サイコパスの殺人鬼が集団をつけ狙い、多くの場合は刃物で殺害する内容のものを指す[1]。「スラッシャー」という用語は人殺しを含むホラー映画全体を指して使用されることがあるが、映画批評家はスラッシャー映画を、スプラッターやサイコロジカルホラーなどとは一線を画す特徴をもつ一つのサブジャンルであるとみなしている[2]。
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初期にはイタリアのジャッロ映画および『血を吸うカメラ』(1960)や『サイコ』(1960)などのサイコロジカルホラー映画から影響を受けたとされる[3][4]。スラッシャー映画は1978年から1984年の間にピークを迎え、「黄金時代」と呼ばれた[5]。著名な作品として、『悪魔のいけにえ』(1974)、『暗闇にベルが鳴る』(1974)、『ハロウィン』(1978)、『ファンタズム』(1979)、『13日の金曜日』(1980)、『血のバレンタイン』(1981)、『エルム街の悪夢』(1984)、『チャイルド・プレイ』(1988)、『キャンディマン』(1992)、『レプリコーン』(1993)、『スクリーム』(1996)及び『ラストサマー』(1997)などがある。何十年も前に公開されたスラッシャー映画で今なおカルト的人気を博しているものも多い[6]。スラッシャー映画は、「古典期」(1974〜1993)、「自己言及期」(1994〜2000)、「新スラッシャー期(neoslasher)」(2000〜2013)の3つの時代に分けられる[7]。