Loading AI tools
ウィキペディアから
スラックス(slacks)とは長ズボンの一種。
「slack」とは英語で「ゆるい」「ゆるんだ」という意味を持つ。「スラックス」はタックなどで脚の筒にゆとりを持たせたズボンを指す言葉であったが、背広服などのズボンにこのような形状が一般的になるにつれ意味が拡大されたものと思われる。
女性用の一部などを除いてほとんどの場合、脚の筒にはセンタープレス(クリースとも呼ばれる)が設けられておりベルトを通すためのベルトループがある。礼服やサスペンダーを用いるスラックスにはベルトループは取り付けられていないことや兼用も多い(燕尾服やタキシード、モーニングコート、フロックコートなど)サスペンダーを付ける場合はクリップ式なら金具を挟み込み、ボタン式ならボタンをスラックスに設ける必要がある。スラックスの股はフックやファスナーで閉じるのが標準だがボタンで留めるものもある。
「スラックス」とは背広や制服など、特定の上着と対で用いるズボンのことを表す言葉である。ただしあくまで定義の一つであり、「ズボン」「パンツ」「スラックス」の言葉の違いはあいまいである。和名としては「長袴(ちょうこ)」などがある。
気温や場面に応じて脱いでしまうことの多い上着に比べズボンは着用時間が長く、下半身から脚に位置する為総じて生地が擦れ易く膝や尻部分等を始め汚れたり傷んだりしやすい。そのため同じズボンを複数本あらかじめ用意しておくことがあるが、この替えズボンのことを指して「スラックス」と呼ぶこともある。
また、女性用のズボンを指して「スラックス」と呼び区別することもある。とくにスカートと対になる語として用いられている。近年は職業の性差が少なくなってきたことにより、看護師など動きやすさを要求される職業の制服はスラックスに統一されていることがある。また、学校の制服でも生徒が希望すればスカートではなくスラックスを着られる所もある。女性用のスーツにはジャケット・スカート・スラックスがセットになった「3点セット」が多く、同じ上着で2通りに着られる。
スラックスの腰回りは腰に合わせて(上げすぎるとスラックスが長すぎる)スラックスを引っ張り、指が漸く1本入るくらいが望ましい(緩い状態でベルトやサスペンダーで締めると皺が寄ってしまう)
ベルトをした状態で、生地が皺になるのならサイズは大きく、ポケットが開くならサイズは小さい。股の部分が張っているならサイズは小さい(ベルトやサスペンダーが無い状態でスラックスが落ちないのが望ましい)。
紳士服店で腰回りのサイズを太くしたり細くしたり5cm前後で直して貰う方法もある。
スラックスは穿きやすさのため前股部が開くようにできている。この前閉じの方法には次の二つがある。
下に行くほど多くなる。タックが多いほど太くなり、クッションを長くする必要がある。
下に行くほど長くなる。クッションが短いほど細くなり、タックを少なくする必要がある。 スラックスの裾は踵から1~2cmの上辺りで、必ず靴を履いた状態で測って貰う。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.