ストーシー
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ストーウェオーユーエ(スウェーデン語: Storsjöodjuret、「ストゥール湖の怪物」/「巨大湖の怪物」の意)[注 1]、またはストーシー[2](英語: Storsie)は、スウェーデンの伝説の湖の怪物。中部イェムトランド県に在するストゥール湖(英語版)に棲むと伝わる。
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概要 副種類, 初発見 ...
「ストゥール湖の怪物」/「巨大湖の怪物」像[注 1] | |
副種類 | 湖の怪物(英語版) |
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初発見 | 1635年 |
最新発見 | 2008年 |
別名 | ストーシー Storsie (英語) |
国 | スウェーデン |
地域 | イェムトランド県・ストゥール湖(英語版) |
生息地 | 水域 |
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最古の言及は、1635年の写本に記載されたルーン石碑にまつわる怪蛇伝説で、それによればある「大海蛇」か「湖の大蛇」が[注 2]、ルーン石碑の魔力でストゥール湖の湖底に呪縛されたとされる。その術者は伝説のケティル・ルーンスケ(英語版)で、そのとき使われたのが現存するフレースエーのルーン石碑(英語版)(同湖に浮かぶ島にフレースエーに建てられた石碑)である。
のちのイェムトランド地方の民話では、湖畔で二匹のトロールが大釜を煮て発生させた怪物とされ、猫似の頭部をした、黒い蛇状の体をしていたという。
19世紀頃から、目撃例が多数あり、記録も残されるという。そのなかには頭部が犬に似ているという証言があり、22件の証言を収集して出版した自然科学者P・オルソン(スウェーデン語版)(『ストーウェオーユーエ』、1899年)は、未知の水棲哺乳類ではないかと推察した。