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ジョン・パーキンソン (植物学者)
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ジョン・パーキンソン(John Parkinson, 1567年 - 1650年)は、イギリスの偉大な薬剤師(ハーバリスト)であり、植物学者、博物学者、造園家である。
ジョン・パーキンソン | |
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![]() Theatrum Botanicum (1640)より | |
生誕 | 1567 |
死没 |
1650年(82 - 83歳没); 8月6日埋葬 おそらく ロンドン、イギリス |
居住 | ロンドン、イギリス |
国籍 | イングランド |
研究分野 | 薬草学、植物学、園芸学 |
主な業績 | Paradisi in Sole, Paradisus Terrestris(日のあたる楽園、地上の楽園、1629) 、Theatrum Botanicum(テアトルム・ボタニクム、1640) |
プロジェクト:人物伝 | |
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若年期をヨークシャーで過ごし、14歳の時に見習い薬剤師になるため、ロンドンに移住した[1]。順調に出世の階段を上り、ジェームズ1世の薬剤師となり、チャールズ1世にも仕えて「王室主席植物学者」(Botanicus Regis Primarius)の称号を与えられた[2]。
1617年から1622年まで薬剤師名誉協会(Worshipful Society of Apothecaries)の創立メンバーであり、1618年には、ロンドン薬局方(Pharmacopoeia Londinensisia)を出版する委員会に所属していた[3]。
庭師・旅行家・収集家として有名なジョン・トラデスカント(John Tradescant the elder)、フランドルの植物学者マティアス・デ・ロベル(Matthias de Lobel)の親しい友人だった。
植物の正確な栽培法が書かれた美しい園芸書Paradisi in Sole Paradisus Terrestris(日のあたる楽園、地上の楽園、1629)、当時の英語の本草書としては、最も完全で美しいと言われるTheatrum Botanicum(テアトルム・ボタニクム、1640)[4] という、2つの重要な著作で知られている。
またパーキンソンは、優れた造園家としても有名だった。プラントハンターを援助して海外の珍しい植物を収集し、現在のトラファルガー広場の近く、コヴェントガーデン(Covent Garden)のロングエーカー(Long Acre)に広大な個人庭園を作った[5]。その庭園にはイギリスや大陸の植物学者(botanists)、薬剤師(herbalists)、植物栽培の達人(plantsmen)たちが集まり、親しく交流した。