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ジメチルジオキシラン
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ジメチルジオキシラン (dimethyldioxirane) とは、有機化合物の一種で、有機合成において用いられる酸化剤。アセトン分子のC=O二重結合に酸素が付加して −C−O−O− 3員環(ジオキシラン環)となった構造を持つ化合物。DDOの略称で呼ばれる。[1]他にDMD, DMDOなど。
概要 ジメチルジオキシラン, 識別情報 ...
ジメチルジオキシラン | |
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3,3-Dimethyldioxirane | |
別称 DMDO | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 74087-85-7 |
PubChem | 115197 |
日化辞番号 | J246.785B |
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特性 | |
化学式 | C3H6O2 |
モル質量 | 74.08 g/mol |
外観 | 淡黄色(希薄アセトン溶液) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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酸素−酸素結合と3員環が不安定である点と、酸素を失った後に生成するアセトンが安定な分子である点から、ジメチルジオキシランはさまざまな化合物に速やかに酸素原子を与える酸化剤として優れる。ジメチルジオキシランを用いた酸化反応の基質選択性は比較的高い場合が多い。