ジシクロペンタジエン
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ジシクロペンタジエン(dicyclopentadiene、略称: DCPD)は、化学式C10H12で表される有機化合物である。室温では、樟脳様芳香を有する白色結晶性固体である。エネルギー密度は10,975 Wh/L。ジシクロペンタジエンはナフサおよび重油の水蒸気分解によるエチレンの生産時に大量に共生産される。主な用途はレジン、特に不飽和ポリエステルレジンである。また、インクや接着剤、塗料にも使用される。高エネルギー燃料の一種でもある。独特の臭気を有する。常温で固体[2]。消防法による第4類危険物 第2石油類に該当する[3]。
概要 ジシクロペンタジエン, 識別情報 ...
ジシクロペンタジエン[1] | |
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Tricyclo[5.2.1.02,6]deca-3,8-diene | |
別称 1,3-Dicyclopentadiene | |
識別情報 | |
略称 | DCPD |
CAS登録番号 | 77-73-6 |
PubChem | 64926428576 (6R)10396885 (1S,7R) |
ChemSpider | 6247 24532442 (2H12) 4933978 (6R) 8572323 (1S,7R) |
J-GLOBAL ID | 200907018884754735 |
EC番号 | 247-724-5 |
国連/北米番号 | UN 2048 |
KEGG | C14411 |
MeSH | Dicyclopentadiene |
RTECS番号 | PC1050000 |
バイルシュタイン | 1904092 |
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特性 | |
化学式 | C10H12 |
モル質量 | 132.20 g/mol |
密度 | 0.98 g/cm3 |
融点 |
32.5 °C |
沸点 |
170 °C |
危険性 | |
NFPA 704 | |
引火点 | 32 °C |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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全世界の上位7社による2001年の年間生産量は179キロトンである。